2023 10.24 tue

フレーバーコーヒー
淹れ方ひとつで
異なる味わいに~後編

The Key Is a Balance of Coffee and Flavor
How to Brew a Best Flavored Coffee
ALFRED’S COFFEE

おみやげとしても人気の高いフレーバーコーヒー。ちょっとした工夫で、驚くほど味わいが変わります。最適な抽出方法を、プロが伝授。後編。

フレーバーコーヒーも、淹れ方に少し気を配るだけで格段においしく、自分好みに淹れることができる―-。前回の記事でそう教えてくれたのは、コーヒーのプロ、ロッシ国枝さんです。

強い香りは、溶かしきらない

前回は、フレーバーコーヒー抽出に関する基本セオリーをお伝えしました。でも、ひと口にフレーバーコーヒーといっても、その香りや強さはさまざま。そこで注意したいポイントについてご説明します。ハワイのおみやげでもそうなんですが、かなりフレーバーの香りの強い商品がありますよね? それを、前回学んだ原則通りの抽出方法で淹れると、フレーバーの香りばかりが立って、コーヒーの味が感じにくくなる可能性が高いです」
なるほど、その場合はどんな抽出方法が適しているのでしょうか。
「一般的な、三角形の透過式ドリッパーで、さーっとお湯を通過させるのがベスト。湯温も88℃程度の低めに設定して、フレーバー成分を完全に溶解させないようにするのがポイントです」

優しい香りのアルフレッズコーヒー

その点、bowlで扱っているアルフレッズコーヒーのフレーバーコーヒーは、比較的香りが控えめ。浸漬式ドリッパーを使って、華やかにフレーバーを引き出すのがおすすめだと国枝さんは続けます。
「ベース豆の30%に、オアフ島ワイアルア産を使用しているアルフレッズのフレーバーコーヒー。豆自体の風味も楽しみつつ、フレーバーが楽しめる点が最高ですね」
そんなアルフレッズ・フレーバーコーヒーのラインアップは5種類。味の違いをご紹介しましょう。

・セクシークリーミーバニラ

スイーツを食べているかのように、力強いバニラが豊潤に香る贅沢な一品。甘いアロマのあとに追いかけるコーヒーの苦みとのバランスがたまりません。

・ハレクラニブレンド

コーヒー自体のボディをしっかりと感じさせつつ、ほのかなバニラのアロマが上品な印象。
鼻に抜ける香ばしい香りが特徴的で、あと味すっきりとした飲み心地です。

・フラバニラマカダミア

コーヒー自体のもつ上質な酸味と、バニラとマカダミアナッツの甘いアロマのバランスが絶妙。高級アイスクリームを思わせる、濃厚な甘みが存分に味わえる一品です。

・ハウピアココナッツ

ハウピアとは、ココナッツの果肉を使ったハワイの伝統的スイーツのこと。その名の通り、ココナッツ本来のクリーミーな甘みが特徴で、幸せな余韻が口の中に広がります。

・サンセットミルクキャラメル

砂糖を焦がしてつくる、キャラメル。この甘くて香ばしいアロマが、コーヒーの苦みとベストマッチしたアイテムです。ミルクと砂糖を加えても、また違った味わいが楽しめます。

この商品にまつわる出来事

BRAND ブランド紹介

ALFRED’S COFFEE
アルフレッズコーヒー オアフ島

ハワイの有名ホテル・レストラン100社以上にオリジナル焙煎のコーヒー豆を提供しているロースター、アルフレッド・コッシーナ。1983年からコーヒーの世界に携わり、いまやハワイのコーヒー業界になくてはならない人となりました。ガイドブックにはまず載らない、知る人ぞ知るコーヒー職人である彼の日本限定オリジナルブランド。