ハワイの有名ホテル、レストラン100社以上に、オリジナル焙煎のコーヒー豆を提供している焙煎士、アルフレッド・コッシーナ。彼の焙煎技術を生かしたブランド・アルフレッズコーヒーでは、オアフ島ワイアルア、ハワイ島コナ・カウ、マウイ島、カウアイ島など、島ごとの豆の特徴を生かした100%ハワイコーヒーを販売しています。でも、「ちょっと試してみたい」と思ったときに、1袋200gでは若干値が張るのも事実。そこで誕生したのが、ハワイ産豆を30%使ったブレンドドリップパックコーヒです。
コナブレンドにナチュラル製法の豆を採用
そんなドリップパックシリーズのなかでも、特に人気なのがコナブレンド。ブルーマウンテン、キリマンジャロと並んで世界3大コーヒーのひとつに数えられるハワイ島・コナコーヒーを贅沢に30%使用しています。このコナブレンドドリップパック、じつは最近さらに希少な豆を使ってリニューアルされたんです。新たに採用されたのは、ナチュラル製法で生産されたコナコーヒー豆。ナチュラル製法については以前の記事でも一度ご紹介していますが、再度おさらいしておきましょう。
コーヒー農園の写真を見たことがある方ならわかると思いますが、収穫前のコーヒーは赤や黄色。これは「コーヒーチェリー」と呼ばれるもので、その名の通り果実です。私たちがコーヒー豆として焙煎するのは、この中にある胚乳、いわゆる種の部分。つまり、収穫からコーヒーとして出荷されるまでに果肉を取り除く必要があるのですが、この果肉除去のタイミングが製法によって異なるのです。
果実のフレーバーを思わせるフルーティな味
コーヒー豆の処理方法には、大きくわけて「ウォッシュト」と「ナチュラル」のふたつがあります。ウォッシュト製法では、収穫後すぐに果肉を除去してから乾燥。果肉除去の際に大量の水で洗い流すことが、その製法名のゆえんです。これに対してナチュラル製法では、収穫後、コーヒーチェリーを果実のまま乾燥させます。こうすることで果実のフレーバーが種に移り、独特の風味を生み出すとして人気があがっています。
しかも、今回コナブレンドドリップパックに採用されたナチュラル製法のコナコーヒーは、さらにスペシャル。ワイン酵母を使って発酵を促した「アナエロビック・ファーメンテーション」というものなのです。その詳細の解説は…、次回に続きます。