「めっちゃマンゴー!」「めっちゃジンジャーやん!」 先日大阪で開催されたハワイイベントで、「マウイプリザーブド」のシロップを試食したお客さまの反応です。極力ナチュラルな原料で、マウイの自然の恵みを生かす――。そんなモットーのもと生み出されたシロップは、もう、くだものや野菜をそのままかじっているかのようなピュアな味わいなのです。
マンゴーって本当はこんな味
オーナーシェフのアンソニー・ラブアカイザーは、ニューヨークからマウイに移り住んで約10年。家の周りにさまざまなフルーツが豊かに実るのを見て、これを使って地元の産業を元気にしたいと奔走するようになりました。
「『マウイマンゴーシロップ』は、うちのほんとに近所でとれるマンゴーだけを使ってるんだ。旬が短いフルーツなんだけど、それをぎゅっと閉じ込めてシロップに仕上げる。そうすれば1年中家庭で楽しんでもらえるからね」
口に入れると、少し青さも感じるような自然でやさしい甘み。巷に出回る人工的な香料の風味とは、当たり前ですがまったくの別物です。ドリンクやヨーグルトはもちろん、魚料理や炒め物のソースにも使えると聞いて、なるほど、目からうろこです。
モスコミュールもシュリンプも
「ハワイアンジンジャーライムシロップ」にはハワイ島産のハワイアンジンジャーを使用。パンチ力のある刺激が特徴です。そこにライムを皮ごと加えており、ソーダで割れば簡単に自家製辛口ジンジャーエールの出来上がりです。
「マウイのパイナップルウォッカ『パウウォッカ』を加えれば、モスコミュールならぬ『マウイミュール』としても楽しめるよ」
アンソニーはエビを焼くときのソースとしても使うそう。ああ、なんておしゃれ。
私、きれいで甘いだけじゃないの
深い紅色が美しい3つ目のシロップは、「ハイビスカスフラワーシロップ」。モロカイ島産のハイビスカスを使用しています。
「メキシコやジャマイカで飲まれているハイビスカスティがすごく好きなんだけど、そこからインスピレーションを得てつくったんだ」
さすがにこれは用途が限られるのかな、と思いきや「オリーブオイルと塩こしょう、混ぜればサラダドレッシングになるよ」、とアンソニー。緑の葉っぱに鮮やかなピンクのドレッシング。ああ、想像するだけでやっぱりおしゃれ。
こんなふうにわくわくするフードがキッチンにあるだけで、毎日の暮らしって少しだけ楽しくなるのかもしれません。