ハワイ島サウスコナ地区に位置するコーヒー農園、Aloha Star Coffee Farm (アロハ・スター・コーヒー・ファーム)。メキシコ出身のアルマンド・ロドリゲスと、ドミニカ共和国出身のカリナ夫妻が、彼らの両親と息子のエリアスと3世代一丸となって経営しているコナコーヒー農園です。そのコンセプトは、「豆からカップまで(Seed to Cup)」。コーヒーの豆の生産から、焙煎まで一貫した管理の下でスペシャルティコーヒーを作っています。
アロハ・スター・コーヒーファームの紹介はこちらから。
家族の愛がたっぷり!サウスコナのコーヒー農園 Aloha Star Coffee Farm
コーヒーの木を育て始めて2年後の2015年のこと、いよいよコーヒーブランドの名前をつけるという時期が来た時、ハワイ島で生まれ10歳で王位についたカメハメハ3世にちなんで「キングス・カップ 100% コナコーヒー(Kings Cup 100% Kona Coffee)」という名をつけました。
そして数年が経ち、いよいよアメリカでブランド名を商標登録をしようと申請を行ったところ、米国特許商標庁からすでに類似した名前が登録済みであることから登録を拒否されてしまったのです。
農園で見た美しい景色からインスピレーション
「すでにブランディングも行いラベルなどの在庫もあったから、金銭的な損失もあったけど、ここで諦めるわけにいはいかないと新しい名前を考えることになったんだよ。ハワイにいるから、ハワイに敬意を表しながらも、自分たちらしさがあってしっくりくる名前を家族で一緒に考えたんだ」
ハワイ州の車のライセンスプレートにも書いてあるように「アロハの州(Aloha State)」として知られるハワイ。ハワイのブランドとしてアロハをつけることは決定しました。
そしてある夜、農園内の家の外で名前を考えていた時に夜空に輝く美しい星を見て、スターはどうか?とカリナが思いついたのだそう。農園からは眩いばかり輝く無数の星。その中でもひときわ輝く星シリウスは、ハワイ島のほぼ上空に位置し、農園の夜空で一年中見ることができるそう。そんな星へのオマージュとして、名付けられたのが「アロハ・スター(Aloha Star)」なのでした。そして、この名前を特許商標庁に出願し、無事に受理されて新しいアイデンティティーを手に入れ、誇りを持ってブランドがスタートしました。

2021年に農地を買い増し、チャレンジにも負けずに成長を続けるアロハ・スター・コーヒー・ファーム
農園に住み込みで管理をすることで、1本1本の木を大切に育てることができ、コーヒーとして飲めるようになるまで品質管理を徹底しているアロハ・スター・コーヒー・ファーム。農園を始めた時は200本だったコーヒの木は、13,000本以上まで増え毎年収穫できるようになりました。そしてその多くは自社の苗で育てたコーヒーの木です。2021年には近隣の5エーカーの土地を新たに購入し、5000本ほどを新たに育て上げ農地を拡大しています。
順風満帆に見えたものの、ロドリゲス家にチャレンジは続きました。2024年、カリナの乳がんが発覚し、闘病生活へ突入したのです。生産を一時中断し、時が止まったかのような日々が始まりました。しかし地元の病院のサポート、そして家族で一丸となってガンに立ち向かい、カリナは病気を克服しました。カリナの強さは、家族の農業に対する心の拠り所となりました。
「コミュニティーの力があれば、どんな激しい嵐も乗り越えられるんだよ」
ファミリーの絆は一層強まり、今年も熟練した職人さんたちが赤く熟したコーヒーの実を一粒ずつ手摘みしてくれ、世界中のコナコーヒーファンのために精力的に収穫を行なっているのです。





