ハワイ島サウスコナ地区に位置するコーヒー農園、Aloha Star Coffee Farm (アロハ・スター・コーヒー・ファーム)。メキシコ出身のアルマンド・ロドリゲスと、ドミニカ共和国出身のカリナ夫妻が、彼らの両親と息子のエリアスと3世代一丸となって経営しているコナコーヒー農園です。
農園の場所は、コナ空港から南へ車で約1時間。溶岩の黒い岩群とブルーの美しい海を眺めながら、曲がりくねった道を登って行った高緯度に位置し、メキシカンらしい色使いがカラフルな入り口が目印です。

家族3世代で経営するコーヒー農園の想い
「seed to cup(種からコーヒーカップまで)」をコアバリューに置き、2013年に開業した農園は、実は購入時マカデミアナッツ農園だったそう。そこに近所の農家から分け与えてもらった苗木を植えて、コーヒーの木を栽培スタート。
少しずつ農地を買い増していき、現在18000本もの成熟したコーヒーの木から手作業でコーヒーの果実を摘んで、ハワイの眩しい太陽の光で乾燥させて農園内で焙煎したコナコーヒー。品質はもちろんのこと、新鮮さと本当の100%コナコーヒーの風味を楽しんでもらいたいと、農園からお客様の元に直接届けています。

コーヒー豆の製法は、甘さを引き出す「ハニープロセス」が中心
伝統的なコナコーヒーはコナティピカという品種で、乾燥工程は「ウォッシュド」と呼ばれるプロセスで行われます。従来のコナコーヒー農家の間では、「コナティピカはウォッシュドでないといけない」という考えが主流でした。
一方、アルマンドとカリナは当時コナコーヒー界の新参者としてコーヒーの研究を熱心に行い、乾燥プロセスをウォッシュドだけではなくハニーなど伝統にとらわれない別の方法をチャレンジしていきました。当時、コナコーヒーとしてはハニープロセスはほとんど行われておらず、パイオニア的な存在だったそう。このハニープロセスを進化させていき、2018年にアワードを受賞しました。
現在は、ウォッシュド、ハニー、ナチュラルと3種類のプロセスを使い分けて行なっていますが、水を大量に使うウォッシュドは30%くらいにして、60−70%をハニーと呼ばれる製法で行い、ナチュラル製法はゲイシャ種という1品種のみ。
アルマンドとカリナは、「Tradition with Innovation(伝統の中に革新を)」を掲げ、今でも乾燥プロセスの工程で、さまざまな実験やチャレンジをを行なっています。歴史は浅いながらも、栽培から焙煎までを全て行う新鮮で風味豊かなスペシャリティコナコーヒーを、サステナブルな方法で生産しています。





