ハワイ島サウスコナ地区に位置するコーヒー農園、Aloha Star Coffee Farm (アロハ・スター・コーヒー・ファーム)。アルマンド・ロドリゲスと、カリナ夫妻が、彼らの両親と息子のエリアスと3世代一丸となって経営しているコナコーヒー農園です。「Seed to Cup (種からカップへ)」をスローガンに掲げ、農園で育てたコーヒーを乾燥プロセスから焙煎まで一貫して行い、世界中のコーヒーファンへ届けています。
アロハ・スター・コーヒーファームの紹介はこちらから。
家族の愛がたっぷり!サウスコナのコーヒー農園 Aloha Star Coffee Farm
コーヒーの乾燥工程はウォッシュド、ハニー、ナチュラルという3つのプロセスがあります。アロハ・スター・コーヒー・ファームでは全ての工程を行っています。しかしながら、育てている品種によって乾燥工程を分けたり、エコも心がけているため、水を大量に使用するウォッシュドプロセスは3割ほどに抑え、6−7割をハニープロセスで行っています。(ナチュラルプロセスはゲイシャ種のみ)ハニーやナチュラルという乾燥工程だと、ウォッシュドに比べ8割ほど水の量を減らすことができるのだそう。
「コーヒー農園を始めた時、伝統的なコナコーヒーは、コナティピカという品種で乾燥工程はウォッシュドでなければならないという考えが根強かったんだよね。でも、自分たちは他の品種を始めたり、乾燥工程も変えていったんだよ。当時はほとんどハニープロセスを行っている農家はいなかったからね。僕たちはいうところのコーヒー業界のテックカンパニーみたいなものかな」とジョークを交えながら語ってくれるアルマンド。
乾燥工程は大体時間が決まっているものの、アルマンドは豆を見ると乾燥状態がわかるそうです。「豆を触って、歯で噛んでみるんだよ。歯に食い込んでいく感触で、乾燥の具合がわかるんだ」

ハニープロセスのコーヒーは、コーヒーチェリーの果肉を除去した後に、豆を包む天然の粘液質(ミュージレージ)を残したまま天日乾燥させます。この丁寧な乾燥方法によって、甘み、複雑なフルーティーさ、そしてコクが引き出され、コナコーヒーならではの個性を損なわないバランスの良いミディアムローストに仕上げたり、「フルシティロースト(Full City Roast)」と呼ばれるミディアム〜ダークの焙煎方法で、深い甘味とコクを引き出します。より深く豊かなコーヒーの味わいを求める人たちのために作られたダークローストは、滑らかな力強いフルボディー。この満足感が高いコーヒー豆は、北米の非営利団体が主催するグッドフードアワーズ(Good Food Awards)2023で受賞された逸品です。
多くの失敗から、アワードを受賞するコーヒーへ
2020年くらいまでは失敗を何度も繰り返し、苦労が絶えなかったというアルマンドとカリナ。リサーチ、トレーニング、本、研究や学び、自分たちでできることを全て行って実績を作り上げ、コーヒーについて理解するようになりました。
現在は、乾燥工程でシナモンスティックと一緒にコーヒー豆を水に浸したり、ハイビスカスの花と一緒に乾燥させたり、様々な実験を行って出来上がったものをリミテッドエディションのコーヒーとして販売しています。
そして多くのアワードを受賞するコーヒー農園へと成長したアロハ・スター・コーヒー・ファーム。今でも研究は欠かしません。また失敗することもあるかもしれないからこそ、常にオープンマインドでいることが大事というリアルな強い信念を持ち続けています。コーヒービジネスをスタートしてから13年にわたって積み上げた経験値はプライスレス(Priceless: お金では買えないほど)の価値があり、今でも毎年進歩していると感じている二人なのです。





