2019 08.13 tue

ハワイ産コーヒーの
味の違いとは?
島ごとにご紹介~前編

Do Not Talk About Only Kona!
This Is All About Hawaii Coffee #01
ALFRED’S COFFEE

「ハワイのコーヒーは甘いから好きじゃない」
まだまだそんなイメージをもっている方も多いようです。でもこの方たちの頭の中にあるのは、おそらくフレーバーコーヒー。ココナッツやマカダミアナッツなどの甘い香りをまとわせたもので、もちろんレギュラーコーヒーとは異なります。
「ハワイのコーヒーって、コナコーヒーのことでしょ?」
そう思ってる方も多い模様。確かに、コナコーヒーは紛れもなくハワイ産のコーヒーですが、ほかにも魅力的なコーヒー豆がたくさんあります。今回から2回にわたり、そんなハワイ産コーヒーについてご紹介します。

アメリカで唯一、商業用にコーヒーを栽培

コーヒーは、一般的に赤道をはさんで北緯25度・南緯25度の間のエリアとされる「コーヒーベルト」で多く栽培されています。ハワイ諸島は北緯約19度から29度の間にあり、アメリカで唯一コーヒーの商業生産が盛んにおこなわれている地域です。

コナコーヒー農園は数百にも

おみやげでも人気の「コナコーヒー」(写真)。ハワイ島西部のコナ地区で栽培。マウナロア火山からの栄養豊富な土壌で育っています。収穫を迎えるのは8月から1月。「酸味があり、ナッツやチョコレートを感じさせるフレーバー」、と表現されることが多いですが、大小数百以上の農園があることからその個性はさまざまです。

「コナ100%」と「コナブレンド」では大違い

注意すべきは「コナ100%」と「コナブレンド」。もともと「キリマンジャロ」や「ブルーマウンテン」とともに世界3大コーヒーと称されるコナコーヒーは比較的高額。200gで30ドル後半ということも珍しくありません。対して、アメリカのルールでは全体の10%以上がコナコーヒーであれば「コナブレンド」と名乗ることができます。おみやげ品として割安に出回っているものは大半がこの商品。ちなみに日本のルールでは、「コナブレンド」のコナコーヒー比率は30%以上、と決められています。

注目度急上昇! 「カウコーヒー」

島西部のコナコーヒーに対し、近年注目度が急上昇しているのがハワイ島南部の「カウコーヒー」です。コナと同じく火山の土壌で育ち、明るい味わいが特徴。甘みのあるシトラスやトロピカルフルーツ、キャラメルを感じさせるフレーバーがユニークです。コナよりも比較的高い標高で栽培されており、秋から冬、春にまでかけて長い期間収穫が可能です。

そのほか、まだまだありますハワイのコーヒー豆! 次回に続きます。


この商品にまつわる出来事

BRAND ブランド紹介

ALFRED’S COFFEE
アルフレッズコーヒー オアフ島

ハワイの有名ホテル・レストラン100社以上にオリジナル焙煎のコーヒー豆を提供しているロースター、アルフレッド・コッシーナ。1983年からコーヒーの世界に携わり、いまやハワイのコーヒー業界になくてはならない人となりました。ガイドブックにはまず載らない、知る人ぞ知るコーヒー職人である彼の日本限定オリジナルブランド。