2026年6月末でカカアコのアトリエをクローズし、生産終了したライフスタイルブランド、ジャナ・ラム(Jana Lam)。メイドインハワイを忠実に守り、ロコから愛される人気ブランドだっただけに、ハワイのアパレルやデザイン業界もがざわつきました。そして、衝撃の出来事から数ヶ月が経ち、ジャナさんに現在の様子を伺いました。
一時代を築いたジャナ・ラムについての記事はこちらをどうぞ!
ハワイの自然をデザイン。ハンドメイドブランド「ジャナ・ラム」は唯一無二
ジャナ・ラム引退説?!
「いやはや『引退した』なんて冗談で言ったりしていたけれど、実際は全くそんなことはないんです。同居している母の世話をしたり、父が残した遺産の管理や整理を全て引き受けています。それに加えて、クライアントからのデザインの仕事も続けています。相変わらず忙しく過ごしていますが、自分のアートスタジオの準備も進めているところなんですよ」とジャナさん。
現在は、家族のケアや亡くなられた父親の遺産整理を第一優先にしながらも、アーティストとしての再出発の準備は確実に進めている様子。しかもすでにコラボレーションの話が具体的に進んでいるというから、ジャナ・ラムファンには嬉しいニュース!
「現在『ココ・ムーン(Coco Moon)』向けの新しいプリントデザインを制作しています。それ以外にもいくつかのコラボのお話をいただいています。これらのプロジェクトを確定させて、着手していきたいと思っています。その後には、個人的にやってみたいアートプロジェクトがあるんですけど…、これはまだトップシークレットです」
アーティストとして再出発を果たしたジャナさんの頭の中には実験的な新しいアイディアも生まれているようで、それが一体どんなものなのか、発表される日が待ち遠しい。

ジャナ・ラムは前を向いて進んでいる
アーティストとして何かゴールがあるかと問うと、それはまだはっきりとはわからないと答えるジャナさん。それでも、誰かのためにデザインをクリエイトすることは大好きだと笑顔で話してくれました。
「『ジャナ・ラム』というブランドを通じて得た大きな気づきの一つは、自分自身がアーティストであるという自覚です。私が単なる『バッグを作る人』ではなく、アーティストとして認識されるまでには長い時間がかかりました。ですから、これからはもっとアートに軸足を置きたいと考えています。もちろんプロダクト製作の可能性を完全に排除するわけではないけれど、プロダクト中心の活動に終始するつもりは全くありません」と力強く語ってくれました。
ああ、でもやっぱりあのハンドメイドのバッグが恋しくなってしまい、思わず「またハンドメイドバッグが復活する日が来るのか?」と聞いてしまうのです。
「期待を裏切るようで心苦しいのですが、その可能性はまずないと思います。もちろん絶対にないとは言い切れませんが、その章は間違いなく終わっています」
私を含め、長年ジャナ・ラムのバッグを愛用してきた多くのファンは、きっと今でも、いつかまたあの機能性とデザイン性に富んだワン・オブ・カインドのバッグが復活するのではと淡い期待を抱くも、既にジャナさんは真っ直ぐ前を向いて次のチャプターへ進んでいるのでした。そんなジャナさんに最後に伝えたいことを聞きました。
「新しい章を始めることを、決してためらわないでください。怖くてもいいのです。人は怖いと感じることに挑んでこそ成長できるものだからです。私の次の章がどんなものになるかはまだわかりませんが、この15年間、実に充実した時間を過ごすことができたので、満足しています。そしてファンの皆さんには本当に感謝しています」
懸命に走りきったジャナ・ラムだったからこそ、後ろ髪引かれることなく笑顔でインタビューに答えてくれたジャナさん。ワイキキの大型リテールショップ、ターゲット(Target)の入り口のアートや、カカアコの壁画アートのようにジャナ・ラムのポップなアート作品が、将来ハワイの街並みに増えていくことを期待したいです。そして、bowlでもジャナさんとのコラボの機会を探っていきたいと思っていますので、乞うご期待!





