メイド・イン・ハワイの愛されチップス「Hawaiian Chip Company(ハワイアン・チップ・カンパニー)」。今回は、カリヒにある工場での製造工程に関するこだわり、そして日本との不思議な縁などについてお聞きしました。
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タロイモをカットするのは日本刀!? サムライソードの刃って?
極薄にスライスされ、からっと揚げられた極上チップス。その製造工程について、CEOであるジミーさんにたずねてみました。すると「そこは本当に細部までこだわっているから、企業秘密な部分も多いんだけどね⋯」と笑いながら話してくれました。
まずは、タロイモを薄く切るためのマシン。実は、こちらで使っているのは日本から購入した精密なスライサーを使っているのだそうです。タロイモはスイートポテト(さつまいも)よりも大きいため、特別なスライサーが必要。しかもシャープな刃を持っていなくてはいけないので、様々なマシンを試した結果、ラスベガスの食品機器展示会で見つけた「メイド・イン・ジャパン」の機械に行き着いたのだそう。

大きく鋭い刃を持つ特別な日本製マシン。実はこの刃の製造会社は、食品機器メーカーと刀剣メーカーの合併によって誕生した企業とのこと。だから、スライサーの刃の部分は「日本刀」と同じ、高品質の鋼から作られているんですって。なるほど、切れ味が鋭いのも納得です。
伝統の日本刀の技術が生かされた、この精密な機械こそが、均一な薄さで美しいチップスを生み出す秘密の一つなんですね。ちなみにこのマシン、従業員たちの間で「サムライソード」と呼ばれているんですって。
なんだか、かっこいい!そして、日本の生産技術の高さを認めてもらったようで、なんだか嬉しくなっちゃいますよね。
毎日、何度も調整する職人技が味の決め手
そして、毎朝早くから稼働しているこの工場では、1日の中でも何度も調理条件を調整していることも大きな特徴。原材料のタロイモやスイートポテトは自然の産物。だから、その糖分やデンプンの量は、季節や仕入れ先によって変わるんだそうです。

「同じパープル・スイートポテトでも、タロイモでも、品種や生産農場が違えばその都度、すべての工程で調整が必要なんです。一度機械をセットして、ずっとそのままでOK……なんてことはありません。温度調整など、いちいち手がかかりますが、この調整こそが大切なポイント。だから、マネージャーも含め、全員が製造現場に立ち、品質を厳格に確認しています。
細かいマシンのセットアップから実際の作業、そして清掃もしっかりチェックします。もちろん僕自身も現場に立ちますよ。ここまでこだわれることが、僕らのようなスモールビジネスならではの強みですからね」とジミーさん。
オイルは、トランス脂肪酸を含まないキャノーラ油を使用。オイル自体がクリーンで自然、味も強くないので、スイートポテトやタロイモ本来の味を引き立てるのです。そして保存料も不使用。できるだけ素材の味わいを活かし、子どもから大人までヘルシーに気軽に楽しめるように、との思いが込められているんです。
大きな工場の大量生産では不可能な、きめ細やかな品質管理。選び抜かれたた素材と、それを製品にする生産者の誇り。メイド・イン・ハワイの美味しさは、その思いを聞けば聞くほどさらに増していくようです。





