2006年にスタートしたホノルルで人気のウッドクラフトブランド、Shop Toast(ショップ・トースト)。オーナー、ジェレミー・ショウダが10年前に作ったテスト商品からたまたま生まれたサブブランド、Island Sunscent(アイランド・サンセント)は、複数のフレグランスオイルを自ら配合して作り出すオリジナルの香りがハワイのギフトショップで人気のアイテムに。香りの数はなんと30種類以上!アイランド・サンセントから厳選した人気の香りを、ハワイのちょっとした豆知識とともにシリーズで紹介していきます。
※アイランド・サンセントについての記事はこちらからどうぞ。
ハワイのクラフト系ブランドShop Toastから生まれた香りのブランド、Island Sunscent

ハワイの香りの定番、プルメリア
初夏になると、ワイキキの道路脇や公園、住宅地の庭に植えられたプルメリアが一斉に花を咲かせて甘い香りが漂い始めます。飛行機でハワイに降り立つ時にふわっと香るあの忘れられない香りです。
プルメリアは、ハワイではプアメリア(Pua Meria)と呼ばれ、レイに使われたり、ハワイアンジュエリーのモチーフになるなど、ハワイを代表する花の一つですが、実は19世紀以降に持ち込まれた外来種なのです。ハワイでは、固有種(ハワイ土着の植物)以外に、島に定着したポリネシアンの人たちがカヌーで運んできた植物の呼称「カヌー・プランツ」がありますが、プルメリアはそのどちらでもないものの、美しい見た目や上品で甘い香りゆえ、ハワイで人気の花となりました。
人気の香りだからこそ、個性を出すために時間をかけてブレンド
アイランド・サンセントの香り「プルメリア・ブルーム」は、プルメリアにワイルド・リリー(野ユリ)のフレグランスオイルをミックスさせて、オリジナリティーを出しました。ユリは、ハワイでもスパイダー・リリーと呼ばれ庭先やホテルなど観葉植物として植えられている外来種や、ハワイアン・リリーと呼ばれるネイティブプランツも存在するそうです。プルメリアにリリーをブレンドするという発想が、ローカルらしさなのです。
多数のフレグランスオイルを少しずつ混ぜてオリジナルの香りを生み出すのも実は大変な作業。「プルメリアというハワイですでに人気の香りだからこそ、個性を出したい」と、ジェレミーはテスト段階で配合を変えた多くのバリエーションを作り、1ヶ月以上それぞれの試作品の香りを嗅ぎ続けて出来上がったのがこのプルメリア・ブルームの香りなのです。大量生産ではないからこそ、細かなディティールや繊細な香りが編み出せる職人技。微妙な香りの違いを、研ぎ澄まされた臭覚を使って選び抜くのです。
ちなみに、プルメリアの花を耳に飾っているローカルガールが時々います。左耳に飾れば恋人・結婚していることを示し、右耳はシングルであることを意味します。ハワイのユニークなカルチャーを学ぶことも楽しいですよね!
※ホノルルのウッドクラフトブランド、ショップ・トーストについての紹介記事はこちらからどうぞ。
建築学部卒のロコボーイが作るエコなウッド雑貨





