2006年ホノルル生まれ、木製のユニークなハンドクラフト品が人気のブランド、Shop Toast(ショップ・トースト)。オーナーデザイナー、日系4世のジェレミー・ショウダはハワイ大学卒の建築家だったことから、立体的なアイテム作りが得意で、木をを使った温かみのある3Dオーナメントやポストカード、ギフトボックスなどを一人で作っていました。
※ショップ・トーストについての紹介記事はこちらからどうぞ。
建築学部卒のロコボーイが作るエコなウッド雑貨
当時ヒットしアイテムの一つが、ウッドオーナメント。ウクレレやパイナップル、フラガールなどを立体的に表現した手作りアイテムは、クリスマスオーナメント以外にもさまざまな用途があり、またそのユニークかつキュートなデザインがハワイのギフトショップでポピュラーになったのです。
そして、Island Sunscent (アイランド・サンセント)という、自らフレグランスオイルをブレンドして作りだす新しい香り系ブランドをスタートしたのは10年前の2015年。ジェレミーの新しい試みでした。
アイランド・サンセントの始まり
「アイランド・サンセントの始まりは、ウッドオーナメントとフレグランスを合体させた『香るオーナメント』を作ったらどうかと考えたことがきっかけでした。いろいろ試した結果、オーナメントに香りをつけることはしなかったけれど、香りを使ったブランドをスタートすることにしました」とジェレミー。
「最初のアイテムは、小さなリードディフューザーで、6種類の香りを生み出しました。フレグランスは、作りたい香りのコンセプトをまずは決めて、そこからバリエーションを5−10種類ほど考えます。それらの香りひとつひとつを毎日の生活の中で1ヶ月ほど試して嗅ぎ続け、どれが一番気にいるかを見極めます」
なんというプロセスの長さ!これだけ時間をかけて自分たちが本当に気に入った香りを見つけ出すからこそ、ハワイの人気商品になっているのです。

現在は30種類以上の香りを開発!
その後も香りを開発し続け、現在は30種類以上のオリジナルフレグランスがあるのだとか。香りの名前は、「プルメリア・ブルーム」や「ピカケ・レインフォレスト」「オーシャンサイド・ジンジャー」など、ハワイの植物や自然にちなんだものから、「ワイレア・サーフ」や「リリコイ・パラダイス」など、ハワイの文化や慣れ親しんだ食材を使ったものまで幅広い。
「ハワイで育ったので、子供時代を思い出すフルーツや花などの香りからインスピレーションを受けています。ハワイに訪れた人たちが、家に帰った後もハワイを思い出せるような香りを目指しているんですよ」
商品のラインナップも、ミニリードディフューザー、カーディフューザー、ルームスプレー、ロールオンパフュームなど商品が増え、隣島も含めハワイのあちこちで販売されています。そしてどの商品もウッドパーツを使うことで、ショップ・トーストとの親和性や温かみを大切にしています。
ローカルのあるあるから生まれた?ブランド名
ハワイ生まれ・育ちのジェレミーは、あえてハワイとつけないブランド名を選んだと言うのも興味深い。「将来は、他の熱帯地方の島々からもインスピレーションを受けたフレグランスを発表したいと思っていたので、あえてハワイ限定ではないユニークな名前にしたいと思いました。夕暮れ時のビーチで香りを楽しむことをイメージしていたので、『scent(香り)』という言葉と『sunset(サンセット)』をミックスした名前にしました」
そういえば、パラダイスと言われるハワイでも「Island Fever (アイランド・フィーバー)」という言葉があって、小さな島での生活から抜け出して旅に出たくなることを発熱に例えた言い回しなんです。まさに、ローカルならでは。ジェレミーも旅が大好きなので、ハワイとは異なる斬新な香りがそのうち誕生するかもしれません。
アイランド・サンセントの代表的な香りのそれぞれのストーリーをインタビューしたので、それは次回のお楽しみ!





