2025 04.25 fri

建築学部卒のロコボーイが作るエコなウッド雑貨

Shop Toast: Eco-Friendly Wooden Goods by a Local Architecture Grad
Shop Toast

ハワイらしくて温かみを感じるウッド製の小物たち。地元でも大人気のローカルブランドが「ショップ・トースト」です。木材を使った手作りの雑貨は、どれもかわいらしくてギフトにもぴったり。見ているだけで癒やされる優しい雰囲気がたまりません。

実はこのブランド、ハワイ大学マノア校の建築学部を卒業したジェレミー・ショウダ(Jeremy Shoda)さんがオーナー。ハワイ・ホノルル生まれのロコボーイです。建築系の仕事をする中でも、とくに3Dデザインが得意だった彼。もともとは友人向けに、木製のギフトボックスを作ってプレゼントしていたんだそう。それが好評であっという間にクチコミで広がり、2006年に本格的なビジネスを立ち上げることになったんですって。

ローカルの心をつかんだ木製ギフトボックス

ぱかっと蓋が開いて、中に小さなおもちゃやお金、お菓子などを入れてプレゼントできる筒状のボックスは、それまでなかった新しいギフトスタイルを生み出しました。お礼やお祝いなど、ちょっとしたギフトを贈り合うローカルカルチャーに、まさにぴったり。これならギフトをあげる側も、受け取る側も、思わずほっこり笑顔になりそうですよね。

そして、単にかわいらしいだけでなく、環境への配慮も大切にしているのがショップ・トーストの魅力。プラスチックを使わないエコフレンドリーなパッケージであることも、人気のポイントです。

「使い捨てのケースではないので、ボックスとして何度も再利用できるし、インテリアとして部屋に飾ってくれる人も多いようです。最終的にゴミになり土に埋められても、ウッド製だから生物分解される。プラスチックごみのような悪影響はないんですよね」と語るジェレミーさん。ひとつひとつのアイテムから感じる優しさは、その人柄がそのまま映し出されている気がします。

温かいオーナメントやハワイが香るディフューザーも!

最近は、同じく木材を使った「オーナメント」や「ウッド・ポストカード」「ディフューザー」など新しいアイテムも続々と誕生して話題に。とくに2015年頃からスタートした「ミニ・ディフューザー」や「カー・ディフューザー」など、繊細でハワイらしいフレグランスアイテム「Island Sunscent」シリーズは大人気。

プルメリアやピカケ、さらにオリジナルのマノア・レインなど、なんと30種類以上の香りを展開しています。ミニサイズでかわいらしいフォルムのケースとのマッチングも、素敵なんですよね。

建築のプロがハワイ・ホノルルでひとつずつ作り出す、小さくて精巧で優しいアイテムたち。ローカルが愛して止まない雑貨の数々、ぜひあらためてチェックしてみていただきたいです。

BRAND ブランド紹介

Shop Toast
ショップ・トースト オアフ島

オーナー、ジェレミー・ショウダはホノルル在住の日系4世。ハワイ大学建築科を卒業後、建築士として働く傍ら、友人に配ったオリジナリティー溢れる3Dパーティーフェイバーグッズが好評を得て、2005年カイムキにデザイン会社を設立し独立。ハワイをテーマにした立体的なウッドオーナメントやウッドカード、ギフトボックスなどが地元でヒットし、ハワイ中のセレクトショップやギフトショップで取り扱われるように。現在は、アイランド・サンセントという香り系ブランドもリリースし、ビジネスを拡大中。