2025 07.18 fri

ハワイを離れて再認識、かけがえない自然をアートに

Native Beauty Remembered: Creating Art from Hawaii’s Endemic Nature
Hapa Girl Studio

以前にもご紹介した、新進気鋭のアートブランド、「ハパ・ガール・スタジオ(Hapa Girl Studio)」。ハワイで生まれ育ち、高校卒業後はあの有名なスタンフォード大学を卒業したとびきりの才媛、ジェイド・フェルナンデス(Jade Fernandez)さんによるブランドです。

そんな彼女の作品の中でひときわ目を引くのが、カラフルな花や海洋生物などをモチーフにしたアートの数々。

「大学卒業後は、アメリカ本土で大手IT企業に就職、パッケージデザインなどを手掛けていました。そんな私が、コロナ禍をきっかけに故郷であるハワイに拠点を移し、趣味のサーフィンを通してハワイの海で過ごす時間が増えて。あらためてハワイの自然の素晴らしさを再認識したんです。特に、ハワイ固有種で絶滅危惧種に認定されているような動植物に深く心を動かされました」とジェイドさん。

そんな思いを原点に彼女が生み出すアートは、鮮やかで元気なだけでなく、一つ一つに大切なメッセージが込められています。

ハワイ在来種の動植物、タイトルにも「ハワイ語」を

ハワイの人々が古来から主食としてきたタロ(kalo roots)、ヒルガオ科の一種で日本の朝顔に似たポーフエフエ(pōhuehue)、マウイ島で咲くピンク色のローズ(lokelani)など、ハワイ固有の植物が、シグネチャーなサーフガールとともに描かれているプラント・アートのシリーズは、ジェイドさんの真骨頂と言えるでしょう。

ちなみに、ご本人に、この女性はあなたがモデルなの?と聞いてみたところ「いえいえ、そうじゃないの。ハワイの素敵なサーフガールたちをイメージして生まれた架空のモデルよ。私じゃないわ」とのお返事。照れたようにはにかむジェイドさん、そんな仕草もキュートすぎる!

ハワイの州鳥であるネネ(nene)や、個体数が少ないと言われる固有種の赤い鳥イイヴィ(’i’iwi)、ハワイの州魚で長い名前が特徴のフムフムヌクヌクアプアア(humuhumunukunukuapua`a)など、鳥や魚をモチーフにした作品も多数。

すべての作品名はハワイ語で表現されており、そこから派生してハワイの小学校の教材アートも手掛けている彼女。「私は教育者ではないけれど、ハワイ独特の生態系や在来種について子どもたちが学ぶ機会をサポートできるなら、そんな幸せなことはないと思っているの」とのこと。「これが故郷であるハワイへの恩返しの一つでもあると感じているわ」と嬉しそうに話してくれました。

ハワイで生み出される「GYOTAKU(魚拓)」が新鮮!

最近は、銛を使った漁が得意な彼の影響もあって、“GYOTAKU(魚拓)”アートも手掛け始めたのだそう。ハワイのアーティストが、魚拓を作るなんて逆に新鮮で興味深いですよね。

ハワイの独特な自然と、ロコガールが生み出す独特な世界観。「私にとってのアートは目的じゃなくて、なにかを伝えるための手段なのかもしれない。だからこそ、少し客観的に自分の作品を俯瞰できるという部分もあるのかなと。いろいろな意味でバランスをとりながら、大切にしたい想いをアートを通じて表現していけたらと思っています」。

可能性は無限大。これからも、新鮮で自由でスマートな「ハパ・ガール・スタジオ」から目が離せません!

BRAND ブランド紹介

Hapa Girl Studio
ハパ・ガール・スタジオ オアフ島

ホノルル在住のアーティスト、ジェイド・フェルナンデスが2022年にスタートしたカラフルでポップなアートブランド。ハワイで高校を卒業後、18歳でアメリカ西海岸へ。名門スタンフォード大学でデザインの学位と機械系エンジニアリングの修士号を取得した才女でもあるのです。2020年にハワイに戻り、ハワイのカルチャー、自然、ユニークなクロスカルチャーからインスピレーションを得て、優しくもパワフルなアートを創作しています。