カラフルでやさしいパワーを感じる、サーフガールやハワイの動植物のアート。最近、ハワイのいろいろなところで壁画やアート雑貨を見かけて気になっていたのが「ハパ・ガール・スタジオ(Hapa Girl Studio)」です。
このブランドは、オアフ島在住のロコガール、ジェイド・フェルナンデス(Jade Fernandez)さんが2022年に立ち上げたアップカミングのアートブランド。でね、このジェイドさんの経歴がすごいんですよ。
ハワイで高校を卒業後、18歳でアメリカ西海岸へ。名門スタンフォード大学へ進学、そこでデザインの学位と機械系エンジニアリングの修士号を取得したという、とんでもない才女なんです!
スタンフォード卒の才女が紡ぐ、島の自然と文化への愛
卒業後は、そのままアメリカ本土でApple社に就職、パッケージデザインなどを経験してキャリアを積みました。しかしその後、コロナ禍もきっかけのひとつとなり、故郷であるハワイへの愛情を再認識。2020年にハワイへ戻り、子供の頃から大好きだったアートの道を本格的に歩み始めます。それが「Hapa Girl Studio」の創設へとつながるのです。
ハワイ固有種を中心とした植物、鳥や魚などの生き物たち、そして波と一体になるサーフガールたちを、鮮やかな色彩と大胆なペン使いで描き出すハパガールのアート。生き生きと表現されるすべての作品から、ポジティブでハッピーな印象を受け取ることができます。
色味もカラフルながら、キーカラーをポイントでしっかり使って落ち着いた雰囲気も感じさせてくれるのが素敵。キッズから大人まで、それぞれが何かを感じたりしっくり癒やされたりする、不思議な魅力に包まれています。
お部屋やオフィスに飾りたいアートプリントや、ちょっとしたお祝いや感謝の気持ちを伝えるときに添えたいポストカード、さらにカップやクッションなどのアート雑貨なども登場してさらに話題に。
今でもほぼ毎日サーフィンを楽しみ、友人たちとダイビングしたり、ファミリーとボクシングジムへ通ったり。アクティブにハワイライフを楽しむジェイドさんのライフスタイルがアートに表れているんですよね。
大好きな故郷、ハワイへの敬意と愛がアートに
また、ローカルコミュニティへの深い敬意と愛が込められているのも特徴。彼女のアートは、ハワイの文化を尊重しながらもモダンなエッセンスを加え、新たな視点で島の魅力を世界へ発信しているのです。
アーティストとして活動する傍ら、今もアメリカ本土からいろいろなIT企業の仕事をリモートで担当しているジェイドさん。そのバランスが作品作りにもいい影響を与えているのかもしれない、と笑います。
今年2025年は、初めてハワイ島のフラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」にもポップアップ出店を果たし、新しいアイデアがいくつも浮かんできたと話すジェイドさん。これからの活動が、ますます楽しみです。