「突然だけど、スコーンが好きなんだよね、僕」
いきなりの告白から始まりました。元ハワイアンレストランのシェフ、ボビー青木さんは今日もマイペースです。
「これをね、こないだタロパンケーキミックスでつくってみたんだけど、めちゃくちゃおいしいの。今日のおやつは、スコーンでもいいかな?」
いいかな、だなんて、とんでもない! ボビーさんがつくってくれるものだったら、なんでも大歓迎ですよ。さっきお昼を食べたばかりなのに、ちょうどおなかが空いてきたところでした。それでは今日も、どうぞよろしくお願いします!
イギリス風タロスコーン
(材料)※4個分
・タロパンケーキミックス 200g
・ヨーグルト40g
・サラダ油 40g
・牛乳 50ml
(つくり方)
1.オーブンを予熱180℃に温めておく
2.すべての材料をボウルに入れ、泡だて器でざっくりと混ぜる(少し粉っぽさが残る程度)
3.2を4等分にし、直径5㎝ほどの円柱状に整える(丸型があれば、型で成形してもOK)
4.オーブンの天板にクッキングシートを敷き、3を並べる
5.180℃のオーブンで15分焼く
※ お好みのジャムやスプレッドなどをつけてお召し上がりください
「スコーンのいいところは、焼き時間が短いところだよね。たった15分!」
たしかに。それに、材料がとっても少ないところも最高です。思い立ったらすぐにつくれちゃう。そうこうしている間に、オーブンからはいいにおい。焼きあがったのは、馴染みのある円柱形のイギリス風スコーンです。でも…色がしっかりタロイモ。
「粉はタロパンケーキミックスしか使ってないからね。イギリスなのにハワイアン、不思議な感じでしょ。砂糖は入ってないのがスコットランド風なので、好きなジャムやスプレッドをつけて食べてね」
ハワイは隠れたスプレッド大国。フルーツバターやジャム、それにハワイアンハニーもおいしいものがたくさんあります。ほかほかのスコーンを割って、好きなものを塗って。この“手巻き寿司”感覚がたまりません。
「うわ、マカダミアナッツハニーとの相性抜群だわ!」
すでにボビーさんのおやつタイムは始まっている模様。遅れをとっているわけにはいきません。…さすがに今日の夕飯は、軽めでいいかもしれないです。