
花を求めて旅する巣箱
冬のみつばちたちは
マカダミアナッツ畑へ
Bees Go on a Journey!
Heading to Mac Nut Farm in the Winter time
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- 花を求めて旅する巣箱 冬のみつばちたちはマカダミアナッツ畑へ
“ビッグアイランド”と呼ばれるハワイ島。この地で無濾過・非加熱のナチュラルハニーを生産しているのが「ビッグアイランドビーズ(以下BIB)」です。そのビーファームを訪ねてみたい! とオーナーのガーネット&ウェンディ夫妻に連絡すると、「いま蜂たちは島の南のパハラというエリア、マカダミアナッツ畑にいるから一緒に行く?」とのお返事。これは一体どういうこと……?
年に3回、季節の花を求めて巣箱を移動
BIBでは、3種類の単一蜜はちみつを生産しています。「単一蜜」というのは、その名のとおり1種類の花の蜜からつくられるはちみつのこと。火山の土壌に育つハワイ島の花「オヒアレフア」、ハワイ語で「ウィレライキ」と呼ばれるクリスマスベリー、そして「マカダミアナッツ」の3種類をつくっています。季節ごとに旬を迎える花を追いかけて、巣箱ごとみつばちをお引越し。冬から春はマカダミアナッツナッツファームのオーナーの許可を得て畑に巣箱を設置し、そのお礼にできあがったはちみつをプレゼントするのだといいます。
1種類の花のはちみつができるわけ
なぜ他の花の蜜が混ざらないのだろう、と不思議になりますが、蜂は一度その味を覚えると、同じ花の蜜を集め続けるという性質があるのだそうです。さらに巣箱が置かれるのはターゲットとする花ばかりが多く咲くエリア。みつばちは否が応でも単一蜜を集めてしまう環境に置かれるのです。
“ナッツ味のはちみつ”ではありません
マカダミアナッツは、白い房状の可憐な花をつけます。対して、その蜜は琥珀色のダークハニー。「マカダミアナッツハニー」と言うと、「はちみつもナッツ味ですか?」とよく聞かれますがそうではありません。蜜が濃く力強い味わいで、ギリシャヨーグルトや重めのチーズなどともよく合います。日本人にもおなじみのマカダミアナッツの別の顔、ぜひ一度味わってみてください。

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