「みんな相当おなかいっぱいかもしれないけど、やっぱり甘いものは別腹、でしょ?」
元ハワイアンレストランのシェフ・ボビー青木さんが、不敵な笑みを浮かべています。前回は、ハワイ風肉まん「マナプア」を生地から手づくりするレシピを紹介してくれましたが、今回はそのアレンジ版として、スイーツ系マナプアを披露するというのです。
「しかも、生地にもひと工夫。タロイモパウダーを使ってみようかと思うんだ」
ハワイ伝統食の主食である、タロイモを使ったスイーツ系マナプア。うーん、これは絶対食べてみたい。俄然、おなかが空いてきました。
タロマナプア生地
(材料)※約6個分
A タロパウダー 30g
A 薄力粉 170g
A ドライイースト 小さじ1
A グラニュー糖 大さじ1
・サラダ油 大さじ1
・ぬるま湯 110ml
・ 打ち粉(薄力粉) 適量
ココナッツ&あずきビーン餡
(材料)※つくりやすい量
・ハワイズベストハワイアンハウピア ココナッツシロップパウダー 30g
・水 100ml
・つぶあん 120g
リリコイ&カスタード餡
(材料)※つくりやすい量
・卵黄 2個分
・グラニュー糖 50g
・薄力粉 大さじ2
・牛乳 200ml
・リコレフア リリコイバター 大さじ2
(つくり方)
1. 小鍋に卵黄を入れ、グラニュー糖を加えて泡立て器でよく混ぜる
2. 1が白っぽくなってきたら薄力粉を入れ、さらによく混ぜる
3. 牛乳を耐熱容器に入れて電子レンジで沸騰直前まで温める
4. 3を2の小鍋に少しずつ加えながら混ぜる
5.4を弱火にかけ、焦げないようにゴムベラなどで底からかき混ぜながらクリーム状になるまで加熱し、火を止める。
6.5にリリコイバターを加え、よくかき混ぜる
7.6を冷蔵庫で冷やす
※冷やすと固くなるので、具材として扱いやすい
<仕上げ>
4. 伸ばした生地に、具材を約25~30gほどのせる
5. 1をひだを寄せながら包む。
6. 蒸し器で約15分蒸す
ほかほかと湯気のたちのぼる蒸したては、なんともおいしそう。まずは、「ココナッツ&あずきビーン餡」をいただきます。あつあつを頬張ると、素朴なタロイモの風味にあんこがベストマッチ! そこに軽やかにココナッツのフレーバーもプラスされ、すべてのあんこにココナッツをトッピングしたほうがいいのではないか…と思うほどの相性の良さです。
「カスタードとリリコイ、こっちのコンビネーションも最高だよ」
ボビーさんに促されて、もうひとつぱくり。たしかに、濃厚なカスタードクリームに甘酸っぱいリリコイバターの味わいが加わり、こちらも常にコンビで活躍してほしい…というほどの絶妙な取り合わせです。
いつの間にか、新年です。皆さま、ボビーさん、2023年もどうぞよろしくお願いいたします。