2019 03.22 fri

奇跡の舌をもつ女性!?
ローラが生み出す
ハワイアングルメソルト

Laura Has Miracle Taste Buds!
How She Makes Gourmet Hawaiian Sea Salts
SALTY WAHINE

ゆったりとした時間の流れが魅力のハワイ諸島のなかでも、カウアイ島は格別です。玄関口であるリフエ空港に降り立つと、敷地内からそこらじゅうを闊歩するのはたくさんのにわとりたち。1992年に島を襲った巨大ハリケーン「イニキ」の影響で逃げ出したものが、天敵のいない環境の中で増えたのだといいます。

ハナペペの町に店を構えるグルメソルト工房

空港から西へ30分ほど車を走らせると、ハナペペの町にある「ソルティワヒネ」の工房兼店舗に到着します。「ワヒネ」はハワイ語で「女性」の意味。美女のシルエットをあしらったロゴが印象的な、グルメソルトのメーカーです。パイナップル、グァバ、パッションフルーツなど、ハワイらしいイメージのフレーバーを使った商品で人気を集めています。

わずか10歳でスパイス調合!?

「一番最初にスパイスづくりに挑戦したのは私が10歳のとき。大好きだったスパゲティ用のスパイスが終売になっちゃったんだけど、材料欄を見て自分で調合してみたの」
オーナーのローラ・クリストバル・アンダースランドはそう話します。その後11歳のときには、現在もソルティワヒネの人気商品である「ハワイアンラブ」の原型を作り上げてしまったとか。彼女わいく、何でもぺろりとなめれば入っているものがわかってしまうという、とっても敏感な舌のおかげだとは言いますが、それでも小学生のなせる業とはにわかに信じられません。

姉妹でレシピ本を完全コピー

「両親は仕事でとても忙しくて、全然料理をしない人たちだったの。それで私とおねえちゃんのローリーはふたりで図書館に行ってレシピ本を借りて、材料を買ってきてその通りにつくってみる。両親は『おいしいごはんが食べられる』『うちの子たちはなんて最高なんだ!』って大喜びだったわよ(笑)」
それが原点かしらねぇ、と懐かしそうに笑うローラ。家の周りでたくさん取れたトロピカルフルーツをどうお料理に生かすかも、このころに学んだといいます。「Made with Aloha」。彼女の言うこの精神が、ソルティワヒネの商品にはめいっぱい詰まっているのです。

BRAND ブランド紹介

SALTY WAHINE
ソルティワヒネ カウアイ島

小さいころからお料理上手だった、ローラ・アンダースランドが立ち上げたフレーバーソルトブランド。11歳のときにはすでに、現在も販売する人気アイテム「ハワイアンラブ」のベースを作り上げていたとか。息子のショーン、その妻ジェシカらファミリーメンバーを中心に、独創的なブレンドのグルメソルトを生み出し続けています。コンテストでの受賞歴も多数。