「まだまだ暑いけど、もう9月。秋だよねぇ」
元ハワイアンレストランのシェフ、ボビー青木さん。夜には虫の声が響くようになってきた季節の変化に、少しだけセンチメンタルになっている様子です。
「でも、秋にはおいしいものがたくさん! まず思いつくものっていえば、おいもじゃない? ほくほくでいろんなアレンジができて、しかもお手頃価格。今日はそんなおいも料理の代表格、大学いもをハワイアンにアレンジしてみようかな」
大学いもが、ハワイアン? さっそくレシピを教えてもらいましょう。
ハワイアン大学いも
(材料)※つくりやすい量
・さつまいも 1個(約300g)
・ビッグアイランドビーズ オヒアレフアハニー 大さじ2
・醤油 小さじ1
・サラダ油 適量(使用するフライパンの1㎝ほどの深さになる量)
・バニラアイスクリーム お好みで
(つくり方)
1.さつまいもを、断面1~2㎝角程度の棒状にカットする
2.フライパンにサラダ油を入れて加熱し、1を入れる。竹くしがすっと通るまで
弱火で揚げ焼きにする
3.2を取り出して油を切ってからボウルに入れ、オヒアレフアハニー、醤油を加えて全体を混ぜ合わせる
4.お好みでバニラアイスクリームを添える
「大学いもって、まず面倒なのが揚げる工程。それもあって、みんなお総菜コーナーに走っちゃうんだと思うんだ」
たしかに…。大学いものために、さつまいもを丁寧に揚げていくのは、ちょっと億劫です。
「今回みたいに、フライパンに少し多めに油を入れて揚げ焼きにすれば、とってもお手軽。ほかに、揚げなすなんかにも応用できるから、試してみてほしいな」
これはいいことを聞きました。ぐっと揚げもの料理のレシピが広がりそうです。
とろみと甘みは、レフアハニー
そして、大学いもの味の決め手、蜜づくりにこそ最大のポイントがあるようで…。
「一般的に、お手軽バージョンのレシピは、醤油とみりんで仕上げるパターン。でも、ちょっと蜜がさらっとしすぎるんだよね。砂糖を溶かして煮詰めればとろとろになるけど、これは少々面倒。そこでおすすめなのが、はちみつなんだ」
今回は、ハワイの固有種「オヒアレフア」の単一蜜である、オヒアレフアハニーを使用。上品な甘さとナチュラルなとろみで、うまい具合にさつまいもをコーティングできます。
「少し醤油を加えることで、みたらし団子みたいな甘じょっぱ風味に仕上がるよ」
味はばつぐん、手順はお手軽。この秋、何度もリピートしてしまいそうです。