世界各地のカカオ農家を訪ね、良質なビーントゥバーチョコレートを生産しているマノアチョコレート。創業者であるディラン・バターボーの情熱とアイデアで、2010年のスタートから10年足らずで世界的な知名度を獲得しつつあります。そんなディランの奥様がタミー。今日は彼女のパワフルでチャーミングなハワイ移住ストーリーをご紹介しましょう。
17歳で両親を説得⁉ 家族ごとハワイへ
もともとアメリカ・ニュージャージーで両親と暮らしていたタミー。バケーションでは家族でハワイによく来ていたといいます。「ニュージャージーにあのままいたら、大学に行くためにニューヨークにでも引っ越して、ばか高い学費を払ってもらって……ってなるのが目に見えていたわ。私はいい大学を出ていい会社に入って成功して、みたいな考えがまったくなかった。だから『みんなでハワイに行こうよ!』って、両親を説得したの」。さらりと言ってのけるタミー。ですが、高校生の女の子のなせる業としてはなかなかです。
「アクション」が「出会い」を生む
「17歳でハワイに移住してきて、その年にディランと出会ったの。引っ越したタイミングでは、彼、ハワイを留守にしてたんだけど。お父さんと一緒にコスタリカ、オーストラリアとか、サーフトリップに出ていてね。周りの友達が、『ディランって知ってる?』『彼めちゃクールなんだよ』『帰ってきたら絶対友達になったほうがいいよ!』って。そうしたら結果、“生涯の大親友”、もしくはそれ以上の関係になったってわけ(笑)」。なんだかこちらまでうれしくなってしまう、幸せなおのろけです。「パパもママもリタイヤ後はハワイで暮らしたいって思ってたはずだから、それを私が気づかせてあげただけって感じ」、と言うタミー。しかしそんな彼女の行動力にディランが惹かれたのは間違いなさそう。ディランサイドのストーリーは、また次の機会をお楽しみに。