抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれる、注目のスーパーフード・カカオニブ。前回はこのカカオニブを使った絶品スムージーレシピをご紹介しました。教えてくれたのはbowlでおなじみ、元ハワイアンレストランのシェフ、ボビー青木さんです。まだまだカカオニブのとっておきレシピがある模様。ボビーさん、もったいぶらずに教えてください。
黄金の海に泳ぐカカオニブ
「じつはね、僕のイチオシは『はちみつ漬け』なんだ」
そういうとボビーさん、かばんから小さな瓶を取り出しました。
「これ、1回その味を知っちゃったら、もう手放せなくなるよ」
瓶の中には、黄金色のはちみつ風呂に浸かったカカオニブ。
「はちみつにカカオニブを浸けておくだけだよ。空き瓶を熱湯で消毒したら、好きな分量を入れて常温に置いておく。1日もすればできあがりだよ。ほら、味見してみて」
瓶を開けると、まずその香りにびっくり。はちみつのフレーバーの中にカカオの酸味がふわりと立ち上り、どこか梅干しのようなニュアンスを感じるのです。スプーンですくいあげて口に運べば、その味も初体験。はちみつのこっくりとした甘さの中で、少し水分を含んだニブが砕かれるたびに香ばしいアロマを放ちます。
簡単おしゃれなおつまみにも
「パンケーキとか、アイスクリーム、ヨーグルトのトッピングにはもちろん、前回紹介したスムージーに入れてもばつぐんにおいしいよ」
さらにボビーさんのお気に入りの食べ方は、こんがりと焼いたバタートーストに、このカカオニブハニーをたっぷりと。いつもの朝ごはんがなんともスペシャルに生まれ変わりそうです。
「あと、チーズにかけると、これだけでゴージャスなおつまみのできあがり。ワインにぴったりだよ」
朝ごはんからおつまみまでカバーしてくれるなんて、カカオニブの懐の深さには脱帽。いつもカカオニブのパックを前に、「こんなにたくさん、きっと使い切れない…」と思い込んでいた自分が恥ずかしくなってきました。
「あ、ひとつ注意点。ニブは脂質を多く含んでいるので、一度に摂る量には気を付けてね」
なんて言いながらボビーさん、そのスプーンで何杯目ですか?