ハワイの家庭の冷蔵庫に欠かせないマスタード。使用頻度が高いのは、肉以外にもさまざまなアイデアで活用しているからなんです。
「マヨネーズと混ぜてトスサラダ、なんて簡単で最高においしいわよね」
マウイアップカントリーのオーナー・ジャンがそう話すように、じつは野菜との相性もばつぐん。今回はサラダやグリルや際にぴったりのドレッシング、ディップ風アレンジをご紹介します。
東洋と西洋、その違い
そもそも、日本の「和からし」と西洋の「マスタード」、その違いをご存じですか? まずひとつ目は、原材料の違い。和からしは、からし菜の種子をすりつぶしたものを水でのばすというシンプルなものなのに対し、西洋マスタードの場合はここに酢や砂糖などをプラスしています。ふたつ目の違いは、からし菜の種類。和からしの原料となる「オリエンタルマスタード」は西洋のからし菜に比べて、辛み成分が強いのが特徴。おでんに和からしをつけ過ぎて涙が出るようなあの感じ、ホットドッグのマスタードでは経験したことがないですよね。
野菜がまとう黄色いドレス
bowlでは、「マウイアップカントリー」から3種類のマスタードを取り扱っています。フレッシュなマウイオニオンとガーリックの旨みがたまらない「マウイオニオンマスタード」。上品なディジョンマスタードにパイナップルがベストマッチした「パイナップルマスタード」。そして、トロピカルなフルーティさに生姜をきかせた「マンゴージンジャーマスタード」。このどれを使ってもおいしく仕上がるのが、サラダドレッシングです。マスタード2:オリーブオイル1を目安に混ぜ合わせ、塩胡椒で味を調えます。さらに少量お酢を加えるのもおすすめ。一般的な米酢でもいいですが、バルサミコ酢を使うと風味豊かに仕上がります。
日本の伝統調味料と出会ったら…?
一番人気のマウイオニオンマスタードを使って、さらなるアレンジレシピをご紹介します。まずは、「マスタード・オーロラソース」。オーロラソースとは、マヨネーズとケチャップをミックスした、洋食でよくお目にかかる調味料。これにマスタードを加えます。マウイオニオンマスタード3:マヨネーズ1:ケチャップ1が目安。マイルドでお子様にも喜ばれる味わいです。もうひとつ、ぜひチャレンジしてほしいのが、マウイオニオンマスタード3に対して、八丁味噌味噌を1。なければ普通の味噌でも構いません。こっくりと濃い目の味わいで、きゅうりにぴったり。野菜はもちろん、肉の付け合わせとしても抜群で、お酒が進んでしまうこと間違いなしです。