パッケージを開けて、思わずひとつ深呼吸。香ばしいコーヒーの香りと、ほのかなバニラの香りが鼻を抜けていきます。お湯を注ぐとさらにふくよかに、かつ穏やかに香り立ち、ゆっくりと口に含めばコーヒーの旨みと控えめなバニラが体全体に広がっていくよう。アルフレッズコーヒーのフレーバーコーヒーは、ほかのどんな商品とも異なる、わざとらしさのないマイルドな味わいです。
10から12g、92度のお湯
「フレーバーコーヒーを淹れるときは、必ずお湯で淹れること。水出しで時間をかければできないこともないんだけど、やっぱりお湯のほうが香りをうまく引き出してくれる」
そう話す、焙煎士のアルフレッド・コッシーナ。今日は、直接ご本人においしいフレーバーコーヒーの淹れ方をご指南いただきます。
「コーヒー豆の量は、だいたい10~12gくらいかな。マグカップ一杯分だね。これを基準に自分の好みを探ってみてほしいな」
お湯の温度は沸騰してから気持ち冷ました92度がベスト。でも、そこまで神経質になる必要はないとアルフレッドは言います。
「コーヒーメーカーでも、ハンドドリップでも、フレンチプレスでも。やりやすい方法で構わないよ」
フレンチプレスなどでお湯の中にしばらく豆を浸す場合は、4分ほどおくといいそうです。
食前・食後、おすすめの香り?
これまでじつに200、300ものフレーバーコーヒーを作り上げてきたというアルフレッド一番のお気に入りは?
「ミルクキャラメル。香りのベースにバニラを使っていて、ちょっとフレンチスタイルの仕上がりが気に入っているんだ」
意外にも、ハワイ感の薄いフレーバーがお好みでした。
「ミルクも砂糖も入れないで飲むよ。もちろん、入れてもらったって大いに結構。完全に個人の好みの問題だからね」
ただし、食事をする際にはひとつアドバイスがあるようで…
「ハウピアココナッツ、ミルクキャラメルは『デザートフレーバー』」。甘みが際立っているので、食後におすすめ」
対してハレクラニブレンド、フラバニラマカダミア、セクシークリーミーバニラは、夕食の前にもいい、とアルフレッド。ほのかな甘みの記憶が舌に残って、お食事をよりおいしくいただけるというのです。そんな驚きの効果があるとは! それぞれのフレーバーでじっくり試してみたくなってきました。