「ミルクチョコレート」と聞くと、ビーントゥバー好きは敬遠するかもしれません。砂糖多めの、カカオの味がわかりにくいチョコレート…、そんなイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。でも、マノアチョコレートの「ハワイミルクチョコレート50%」に使われている砂糖は、70%のダークチョコレートと同じ量。私たちがイメージするミルクチョコレートとは一線を画す味わいです。
ミルクがプラスされる分…
ハワイミルクチョコレートの原料は、カカオ、きび砂糖、全粉乳の3つのみ。それぞれ50%、30%、20%の割合です。ダークチョコレートの場合は、全粉乳が入らずこの分カカオのパーセンテージがアップするので、50%+20%でカカオ比率70%となります。つまり、ミルクもダークも砂糖比率は30%で同じ、というわけです。
地元育ちのカカオだけ
さらにこのミルクチョコレートの何がスペシャルかというと、使用されているカカオがすべてハワイ産だということ。ハワイでカカオの商業生産が始まって約10年がたちますが、供給量はまだ少ないのが現実。この希少なハワイ産のカカオを使って仕上げたミルクチョコレートは、ほのかにカラメルやバタースコッチを思わせる魅惑的なフレーバーです。ちなみに、同じハワイ産のカカオを使ったカカオ70%の「ハワイダークチョコレート70%」もラインナップしているので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
「甘い×甘い」が正解
マノアチョコレート・オーナー、ディランの奥様タミーの肩書きは「チョコレートソムリエ」。チョコレート自体の味の紹介はもちろん、それに合わせるお酒も提案してくれます。ビーントゥバーとアルコールのペアリング―。おとなだけに許された楽しみ方です。
「私のおすすめは、甘めのチョコレート×甘めのお酒の組み合わせ。甘口のスパークリングは、ハワイミルクチョコレートにぴったりよ!」
それ以外にも、ポートワインやマデイラワインのような甘口の酒精強化ワインなんかも相性がいいそうです。話を聞いていると、甘めのシェリーなんかもよさそうですね。ぜひお気に入りのマリアージュを探してみてください。