2026 02.13 fri

ハワイのブリューワリーと
ソラリオのコラボビールって?

Solario’s Collaboration Beer with a Local Hawaiian Brewery — What Is It?
Solario Studio

レトロシックなハワイの建造物を中心に、ミッドセンチュリー・モダンな風景を描くアーティスト、マティアス・ソラリオさん。ハワイを拠点にイラストレーターとして活動している彼、実はサンフランシスコではバーテンダーとして長年のキャリアを持ち、ビールのソムリエ「シセロン」を取得したスペシャリストでもあるんです。

そんなソラリオさん、ハワイへ移住してからも、もちろんビールと切っても切れない関係を紡いできました。

●ハワイ・クラフトビールのムーブメントとは

サンフランシスコでビール業界を見てきたソラリオさん。ハワイのクラフトビールの今について、どのように感じているのでしょうか。

「アメリカ本土での歴史と比べれば、ハワイの地ビール文化は比較的新しいと言えます。本土では2000年代からクラフトビールが注目を集め、2010年代には米を中心に世界的なクラフトビールブームが起こりました。多くのブリューワリーが次々に誕生した一方で市場の拡大が進みすぎた結果、近年は閉業や統合も増えています。そんな中、少し遅れて成長を始めたハワイのクラフトビール業界は、ハワイ独自のムーブメントを起こし、今も成長している。とても興味深いですよね」とソラリオさん。

「ハワイのビールはシンプルなアプローチが中心で、しっかり集中してシンプルに自分たちのビール作りに取り組んでいると感じていて。極端すぎることや過剰な挑戦、マニアックなことを求めすぎずに、真摯にビール作りに向き合っている姿が魅力的ですよね。アロハ・ビア・カンパニー、ホノルル・ビア・ワークス、ハナコア、ビアラボなど、どのブリューワリーも着実に成長している。アメリカの他のどこにいるよりも、ここハワイでビール文化が成熟していく様子を見届けたいと感じているんです」とも語ってくれました。

ハワイという暖かい気候の中で飲みやすく、でもそれぞれの個性も光るビールを飲み比べることがとても楽しい。単純にその美味しさだけでなく、ビールを作る工程自体にも興味は尽きないといいます。そして、もちろんパッケージデザインの独特なアートワークのモチーフやカラーも気になっているそうです。

さすが、アーティストならではの目線。うん。

●ローカルブリューワリーとのコラボレーションも話題

アーティストであり、ビールの達人・シセロンでもある彼だからこそ、ハワイの地ビール業界との関わり方も深くて独特。先日は、ハワイの地ビールカンパニー「ハナコア・ブリューイング」とコラボして『ハナコア1886パシフィック・コモンエール』というビールも作ってしまったのです。

約140年の時を経て復活を遂げつつあるビンテージベースボールをモチーフとした、レトロでお洒落なパッケージのアートデザインは、もちろんソラリオさんによるもの。さらにビール自体を作る過程でも自身のアイデアを取り入れ、19世紀にサンフランシスコで飲まれていたような、ビンテージのビール(スチーム・ビール)をイメージしたとのこと。これはぜひ味わってみたいですね。

「ん?ところでビンテージ・ベースボールって何?」と思った方、突然ですみません(笑)。じつはソラリオさん、野球も大好き!その思いが高じて、ハワイ王族時代から楽しまれていたという野球「ビンテージ・ベースボール」を復活すべく、『アロハ・ビンテージ・ベースボール協会』を共同設立したという一面も持っているのです。

す、すごすぎません?

多才すぎるソラリオさんの野球愛については、また次回。まだまだ終わらない、ソラリオさんの物語、どうぞお楽しみに!

BRAND ブランド紹介

Solario Studio
ソラリオ・スタジオ オアフ島

ワイキキを拠点に活動するイラストレーター。ホノルルに点在する20世紀のミッドセンチュリーの建物に魅了され、ハワイのトロピカルなライフスタイルと古い建造物を融合させたユニークな画風が特徴的です。ハワイの老舗のアロハシャツブランドから新進気鋭のTシャツブランドまで、幅広いコラボレーションで活躍する傍ら、カクテル&バービジネスのキャリアも長く、ビールソムリエの呼称資格、シセロン(Cicerone)の資格も持つ異色の存在です。