「ふわっとしたものって、幸せの象徴だよね…」
いきなりどうしたんですか? 元ハワイアンレストランのシェフ・ボビー青木さん、頬杖をついて窓の外を見ながらつぶやいています。
「洋服でも、おふとんでも、お菓子でも、ふわっとしたものは裏切らない。よし、今日のおやつはシフォンケーキに決めました!」
なんだか唐突な文脈ですが、シフォンケーキはおいしそう。今日もボビークッキングのスタートです。
タロシフォンケーキ
(材料)※17cmシフォンケーキ型1台分
・ タロパンケーキミックス 100g
・ 卵 3個
・ グラニュー糖 60g
・ サラダ油 20g
・ 牛乳 60ml
(つくり方)
1. オーブンを予熱170℃に温めておく
2. 卵を白身と黄身にわける
3. ボウルに2の卵黄、グラニュー糖半量(30g)を入れ、白くもったりするまで泡立て器で混ぜる
4. 3にサラダ油を加えて混ぜる
5. 4に牛乳を少しずつ加えながら混ぜる
6. 5にタロパンケーキミックスを加え、粉気がなくなるまで混ぜる
7.別のボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てる
8.7にグラニュー糖の残り(30g)を2回にわけて加え、都度ハンドミキサーで泡立てる
9.8がツノが立つほどの硬さになったら、ハンドミキサーを低速にしてキメを整える
10.6に9の1/3を加え、ゴムベラで混ぜ合わせる
11.10に残りのメレンゲを2回に分けて加え、都度切るようにさっくりと混ぜる
12.11を型に流し入れ、軽く揺すって表面を平らにする
13.170℃のオーブンで30分焼く
14.オーブンから取り出し、型をひっくり返した状態で完全に冷めるまでおく
15.型の外側とケーキの間に包丁を入れ、型の外側を外す
16.型の筒側とケーキの間、型の底面とケーキの間の順に包丁を入れ、ケーキを外す
なるほど、生地にタロパンケーキミックスを使うとはさすがです。“ふんわり”のなかに“もちっと”が加わり、通常のシフォンケーキの弾力と少々異なります。
「それにさ、味わいにもちょっと素朴なタロの奥行きが加わるんだよねぇ」
たしかに、通常のシフォンケーキが“フランスの貴婦人”なら、こちらは“よく日に焼けたハワイのロコガール”、といったところでしょうか。ボビーさん、毎度恐れ入ります。