2019 12.13 fri

ハワイみやげの
マカダミアナッツ
原産国はどこか?

Hawaii’s Well-known Souvenir
Where Do Those Macadamia Nuts Come from?
HAMAKUA MACADAMIA NUT

ハワイのおみやげといえば、まず頭に思い浮かぶマカダミアナッツですが、ハワイ産ではないものも多く出回っていること、ご存知ですか? 

原産国は、南半球

マカダミアナッツは、もともとオーストラリア原産。19世紀後半にハワイに持ち込まれた外来種です。現在ハワイでおみやげとして販売されているマカダミアナッツ製品には、オーストラリア産や南アフリカ産など、他国産のものも多く使われていることはあまり知られていません。ハワイ産の生産物は、マカダミアナッツに限らず価格が高いのです。それは、土地代、賃料の高さ、梱包資材を外から仕入れるので輸送費がかかる、などさまざまな要因が挙げられます。

ハワイで農業をするということ

前回の記事でご紹介したハワイ島の「ハマクアマカダミアナッツカンパニー」では、100%ハワイ産のナッツを使うことにこだわっています。そのため、2018年のキラウエア火山の噴火の際にはその影響を受け、収穫量が激減。スーパーの棚からハマクア製品がほとんどその姿を消したのはこういった理由からだったのです。

農家さんと二人三脚

ハワイ産にこだわるからこそ、農家との関係性を非常に大切にしているハマクア。
「収穫されたナッツがトラックで運び込まれるたびに、すべてのロットで品質チェックをしているよ。虫に食われてないか、カビが生えてしまっていないか。そのレポートを農家さんに提出して、それで金額を伝えるんだ。希望があればチェックしたサンプルのナッツも一緒に添えるよ」と、社長のジェフ。
継続的にパートナシップを組んで仕事をしていくためには、じつに重要な取り組みです。

共に歩むこと、続けること

農家さんがたいせつに育てたマカダミアナッツ。その品質管理にもハマクアではとても気を配っています。殻をむかれたナッツは焙煎前に2回、焙煎後に1回機械で選別され、ささらに最後に人の目でも選別したうえで最終製品化されます。完成したものもすべてのロットで一般生菌数などの検査をされ、晴れて出荷されることとなるのです。
「むいた殻は、ナッツを乾燥させるのにつかうボイラーの燃料にしたり、殻からカーボンの成分を取り出して、カーボン製品の原料にしたりと、サステナビリティにも配慮しているよ」
ビジネスをすることは、この島と、さらにはこの星と一緒に暮らしていくということ。ジェフの言葉からは、そんな思いがにじみ出ていました。

この商品にまつわる出来事

BRAND ブランド紹介

HAMAKUA MACADAMIA NUT
ハマクアマカダミアナッツ ハワイ島

ハワイ島にある、マカダミアナッツカンパニーのパイオニア。ハワイで販売されているマカダミアナッツには他国産も多いのが実情ですが、ハマクアでは100%地元ハワイ島の農園から仕入れるマカダミアナッツのみを取り扱っています。ハワイ産ナッツはクリーミーで濃厚な味わいが特徴。健康にうれしいオレイン酸も豊富に含まれています。