「おみやげでもおなじみのマカダミアナッツ。もちろん、そのまま食べても最高においしいんだけど、いろんな料理で活躍するアレンジレシピがあるんだよね」
元ハワイアンレストランのシェフ・ボビー青木さん、今日のテーマはハワイを代表する食材、マカダミアナッツですか。
「そう。これはね、実際に食べてもらうのが一番なんだけど、形状を変えるだけで新たなおいしさの扉が開いちゃうんだ。さっそく、クッキングスタート!」
マカダミアナッツペースト
(材料) ※できあがるペーストの量: 約1カップ
・ ハマクア ハワイ産マカダミアナッツ[無塩] 150g
(つくり方)
1.ハワイ産マカダミアナッツ[無塩] をフライパンに入れ、中弱火で乾煎りする。粒の大きさにより約3~5分。焦げないようこまめに転がしながら、全体に熱が通るように
2.1が熱いうちに、まず半量をフードプロセッサーに入れ、オイルが分離してくるまで攪拌する
3.2に残りのマカダミアナッツを加え、さらに攪拌する
※器の内側にナッツがついたら、随時攪拌を止めてスプーンなどでこそげとり、混ざりやすい場所に移動する
※塊になってしまっている部分があれば、適宜スプーンでほぐしてから再び攪拌する
※2と3の工程合わせて約15~20分、クリーミーなペースト状になるまで攪拌。ただし、連続して攪拌していると機器が熱くなることがあるので、説明書の注意書きに従って作業すること(今回の試作では、約2分回すごとに止め、約1分間をおいて再度攪拌しました)
なるほど、マカダミアナッツペーストですか!
「ポイントは、最初にフライパンで炒ること。販売されているほとんどのマカダミアナッツはすでにローストされているんだけど、それでも攪拌前に再度加熱することでオイルが分離しやすく、きれいなペースト状に仕上がるんだ。はじめはボソボソした感じでも、攪拌を続けるとなめらかになるから、安心してね」
なるほど。これってそのまま、パンに塗ったりしていいんですか?
「もちろん! 冷めるとテクスチャーが硬くなって安定するから、バターナイフでも扱いやすいんだ。あと、僕のおすすめはドレッシング。ペースト:お酢:しょうゆを3:2:1の割合で混ぜ合わせれば、簡単にできあがるよ。マカダミアナッツは苦みが少なく甘いのが特徴。香りもとっても豊かだから、ピーナッツバターやごまペーストの代わりに使ってみると、そのおいしさに驚くよ」
塩や醤油を加えて、パスタのソースにするのもよさそう。
「おお、すばらしいアイデアだね! そんな感じで、自由にアレンジを楽しんでみてほしいな」