スパムむすび、ナルト、プルメリア、シャカサインにシェイブアイス…。ハワイの日常に溶け込んだモチーフたちが、ロコガールの髪をまとめて生き生きと輝くクープモンスターズのヘアクリップは、どれも本当にキュート!ひとたびマーケットに登場すれば、そのブースの前には長い行列が生まれる人気です。
でも、これらのクリップが特別なのは「かわいいだけじゃない」から。オーナーのサムさんが込めた、デザインへの深いこだわりと哲学をご紹介します。
ブランド誕生・サムさん自身のお話についてはこちらをどうぞ
ロコガールが大行列!ヘアクリップブランド「クープモンスターズ」とは
色と質感で「本物」をとことん再現する
クープモンスターズのクリップの魅力は、その色と質感への徹底したこだわりです。使われているのは、アセテートという植物由来の素材。よくあるクリップのように、プラスチックの表面にカラーを施すのではなく、「アセテート素材そのものの色と柄」を組み合わせて作られているんです。
一見シンプルに見えるこの手法ですが、実はとても手間がかかります。たとえばプルメリアなら、花びらのグラデーションを再現するために複数色のアセテートを組み合わせ、リアルな花が持つやわらかな色あいを表現。アンスリウムには、あの独特のツヤと張りを感じさせる光沢感のある素材を選んでいます。

「同じ植物でも、プルメリアとアンスリウムでは質感がまったく違う。その違いをクリップでも感じてほしいんです」。そのひと言に、サムさんのデザインへの誠実な思いが凝縮されています。たしかに、よく見るとその色味や素材感はとてもリアル!
スパムむすびのクリップは、白い部分にご飯の粒を思わせるような質感の素材を使い、海苔の部分は深みのある黒で表現。「ただモチーフの形をなぞるのではなく、その食べ物や花が持つ本来の色・光・質感をクリップでも感じてもらいたい」というこだわりが、クープモンスターズのデザインを特別なものにしているのです。
もちろん、素材選びには限界もあります。すべての色や質感が再現できるわけではなく、素材の特性上、表現できないものもある。それでもサムさんは「できる範囲で最大限、本物に近づける」ことを諦めません。完成した製品は一つひとつ手作業で検品し、品質基準を満たさないものは販売しないという徹底ぶり。
「お客さんが大切なお金を使って買ってくれるものだから、長く使って欲しくて」とサムさん。とにかく真面目にビジネスに取り組んでいるのが素敵すぎます!
環境に優しく、そして長く使えるアイテムを
前述した通り、クープモンスターズのヘアクリップに使われているのは、アセテートと呼ばれる植物由来の素材です。一般的なプラスチック(アクリル)と比べて環境への負荷が低く、強度と耐久性にも優れています。
他で売られているヘアクリップの多くはアクリル製で、踏んだだけで割れてしまうことも珍しくありません。一方、アセテートを使ったクープモンスターズのクリップは、とても丈夫で壊れにくいのが特徴。「毎日使うものだからこそ、使い捨て感覚ではなく、長く愛用できるものを提供したい」というサムさんの考え方は、ハワイの自然や環境を大切にするローカルの精神とも深くつながっています。
ローカルをつなぎ、ともに進化する強さ
そのローカル精神は、ハワイのアーティストやブランドとのコラボレーションにも表れています。人気の「ホノルルクッキーカンパニー」や、様々なローカルアーティストとの協働は、単に新しいデザインを生み出すだけでなく、お互いのファン層に新たな出会いをもたらします。SNSなどでも大きな話題を呼び、ハワイのクリエイティブコミュニティ全体を盛り上げるパワーも。
「自分ひとりでは思いつかないアイデアが、コラボを通じて生まれる。そしてお互いにローカルサポートし合えるのもハッピーなんです」。
サムさんのその姿勢こそが、クープモンスターズを単なるアクセサリーブランドではなく、ハワイのコミュニティに根ざした唯一無二の存在として際立たせているんだなあと胸が熱くなる思いです。人気の秘密は、そんなブランド哲学にもあったのです。





