ロコガールのエリカさんが立ち上げた、エコなファッションブランド「BLACK POINT COMPANY(ブラックポイントカンパニー)」。カリフォルニア・ロサンゼルスでファッションを学んだエリカさんが、故郷であるハワイを舞台に、手作りにこだわり、人と環境に優しくあることをテーマに掲げた「スローファッション・ブランド」です。
大好きなファッション業界に身を置きながら「ファストファッション」が生む様々なひずみに疑問を持ち、自分なりの行動で新しいスタイルを模索するエリカさん。現在はハワイを拠点に、自ら年に一度ロサンゼルスへ。売れ残ったり、商品にならずに廃棄処分となる、いわゆるデッドストック生地や余剰素材から質の良いものを仕入れ、アップサイクルさせてアロハシャツやバッグなどを作っています。
余剰素材を吟味してアップサイクル。だから温かい。
だから、仕入れられた生地の分だけしかアイテムを作ることはできない。売り切れてしまったら、再入荷することはほぼ不可能です。でも、だからこそ生産過多になることもないし、無駄を生むことも少ないんですよね。
もしかしたら捨てられてしまっていたかもしれない、限りある素材を探し当て、新たに生まれ変わらせながら、自分のスタイルでファッションと向き合っているエリカさん。だから、BLACK POINT COMPANYのアイテムは、どこか懐かしく温かい魅力があるんだろうなと。
想いを同じくするほんの数名の仲間たちと協力し、ていねいに縫製して一枚ずつ作り上げるアロハシャツ。プロセスを大切にし、ボタンやレーベル部分に至るまで、できるだけエコフレンドリーにこだわって生み出されるアイテムは、大量生産とは違う個性や温かさに満ちています。だからこそ、足繁くポップアップに通う熱烈なファンも多いわけで。いい循環だなあ。

ビジネスにもディナーにも着たい、女性らしいシャツ
ちなみに、扱っているのはレディースのアロハシャツのみ。「ハワイを感じるアロハシャツって、どうしてもメンズが中心でしょ?大手ブランドのシャツもメンズ用ばかり。女性用にはアロハドレスやムームー的なものが多いけど、私はアロハシャツが好きで。ビジネスシーンにもちょっとしたディナーにも着られる、レディースのアロハシャツが欲しいと思ったのよ」とエリカさん。
ヤシの木やモンステラのプリントなどがアクセントの生地選びはもちろん、胸の空きを少しだけ大きめにしてネックレスが映えるようにしたり、使っているボタンもお洒落なものにしたり。その細かいこだわりが、レトロシックな素材をさらに引き立てるのです。
もちろん全体のシルエットもエリカ・スタイルで。丈が長すぎず、でもゆったり着られるように試行錯誤を続けていると話してくれました。
たしかに!アロハシャツってお洒落な女性用が少なくて、メンズのSサイズを着たりしてました。さらりと着こなせる、女性らしさもあるアロハシャツ……。素敵です。
というわけで、どのアイテムも少量限定生産。気に入った一枚が見つかったら、ぜひ早めにゲットすることをおすすめします。現在BLACK POINT COMPANYの実店舗はないので、公式サイトをチェックするか、SNSなどでポップアップ出店情報を確認してみてくださいね。