みなさま、あけましておめでとうございます。記事投稿日の本日は2020年1月3日。のんびり里帰りしてお正月をお過ごしの方も多いかもしれません。今日はそんな「里帰り」を果たしたハワイロコのお話をご紹介します。
ひいおじいさんの頃から
マウイ島、クラ。「アップカントリー」といわれるこの高原地帯で「クラカントリーファーム」を営むのが、写真で素敵な笑顔を見せてくれているチャウンシー・モンデンです。
「僕で4代目になるんだ。一番最初はさとうきび栽培だったんだよ」
いまでは「マウイオニオン」と呼ばれる、1年中新玉ねぎのような味わいのブランドオニオンや、土地の名を冠した「クラストロベリー」などの、新鮮な野菜やくだもので知られます。
出会いは銀行
マウイ島生まれのチャウンシー。大学はオアフで金融額を専攻、銀行に就職したといいます。そこで妻となるティーナと出会いました。結婚、出産を経て、こどもをより良い環境で育てたいと、チャウンシーの故郷であるマウイに家族で移り住むことに決めたのです。
家業を継ぐことを反対したのは父?
ティーナはハワイの都会・オアフの出身ですが、「マウイに来ることに迷いはなかったわ。ここでの暮らしは最高よ!」。存分に満喫している様子。ただ、「当初移住に反対したのは、じつはチャウンシーのお父さんなの。『大学にどれだけお金を払ったと思ってるんだ!』って(笑)。いまは仲良くやってるけどね」。お父さんは85歳になる今でもたまに畑に来ては、今年はいい感じだ、ここがいまいち、などとコメントをつけながら元気に歩き回っているといいます。
マウイに訪れたら、ぜひ
チャウンシーがマウイにUターンしてから約20年。ハロウィンの時期のパンプキンパッチや、とうもろこし畑でつくった迷路など、いまではさまざまな楽しい仕掛けがもりだくさんでビジターにも人気のクラカントリーファーム。西マウイを望む絶景を拝みに、ぜひ一度立ち寄ってみてください。ファームスタンドで、おいしいレモネードも売ってますよ。