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2019.10.25 FRI # product

ハワイを代表する果物
パイナップルの歴史
マウイゴールド誕生秘話

Hawaii’s One and Only Pineapple
History of Maui Gold

もともとハワイには、人は住んでいませんでした。絶海の孤島、無人島。そこに他のポリネシアの島々から人がやってきたのが、およそ1500年前だといわれています。その後独自の歴史を積み重ね、やがてさまざまな産業がおこりました。19世紀頃は、家具製作や香料として使用されたビャクダン(サンダルウッド)の産地、また捕鯨船の寄港地として。その後さとうきびが一大産業となり、日本を含め多くの国から移住者がハワイにわたりました。そして20世紀に入ってから隆盛を極めたのが、パイナップルプランテーションです。

すべては缶詰のために

1930年ごろ、ほとんどのハワイ産パイナップルは缶詰に加工され、それが輸出されることで島に利益をもたらしていました。当時メジャーだったパイナップル会社は3社、ドール、デルモンテ、そしてマウイパイナップルカンパニー。3社は共同で「パイナップル研究所」をハワイ大学に創設し、世界中から専門家を集めました。缶詰づくりに適した品種のリサーチが、大々的に始まったのです。

生で食べてもおいしい品種?

研究者グループは、アフリカや南米のジャングルへ遠征。耐病性、耐寒性をもつパイナップルの野生品種を探し求めました。そしてハワイに戻るとそれらの品種を交配。パイナップルの遺伝子型は非常に大きいため、その研究は何十年という時間を要したといいます。先にもお話したように、このリサーチの目的は、缶詰に適した品種を見つけること。しかし、研究所のリーダーの一人であったデイビッド・ウィリアムス博士は、生のまま食べてもおいしい品種を見つけた場合は、それを保護しようと決めていました。そして1973年、甘みが強く酸味の少ない、そしてビタミンCがアメリカ農務省が定めるパイナップルの平均含有量の3倍という品種を発見しました。

キングオブパイナップル、誕生

1986年に研究所が閉鎖された後、ウィリアムス博士はマウイパイナップルカンパニーに入社しました。そして定年退職するまで生食用のパイナップルの開発を続け、1988年に交配結果の中でもっとも甘く芳醇な香りの品種の栽培を開始。それを、「マウイゴールド」と命名したのです。

現在も、眼下に紺碧の海を望むマウイ島ハリイマイレの丘の上の広大な畑で、すくすくと育つマウイゴールド。冒頭の写真にあるように、収穫されるとその類まれな糖度をきちんとテストして、そして世界中のテーブルに届けられています。

HALIIMAILE PINEAPPLE COMPANY

マウイ島ハリイマイレに広がる約867エイカーのパイナップル畑。糖度が高く酸の低い「マウイゴールド」と...

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