2025 08.15 fri

プロジェクトの第一歩はハワイのモダンアパートメント

Where It All Began: Solario Art’s Tribute to Hawaii’s Mid-Century Apartments
Solario Studio

ハワイに拠点を置き、オアフ島を中心にハワイ各地の「ミッドセンチュリー・モダン建築」をモチーフとしたアートを生み出しているイラストレーター、ソラリオさん。

彼は、この島に1950~1960年代に建てられたさまざまな建築物をアートとして描くことで、ハワイの文化や歴史へのリスペクトも表しています。

こんなに美しく魅力的な風景なのに、注目を集めることなく忘れ去られてしまうのは、あまりにもったいない。古き良き世界を取り上げ、ときにはアートの中で復興することで、これからもその記憶が伝わっていけばとても幸せ、と語るソラリオさん。その思いがローカルはもちろん、世界中の人々にじわじわと広がり、ファンが増えているのを感じます。

レトロモダンなアートプロジェクトはここから

たくさんの作品の中で、彼が最も早い時期に手掛けたのが「Diamond Head Surf Building(ダイヤモンドヘッド・サーフ・アパートメントビル)」。ワイキキの東側、カピオラニ公園近くのレアヒ通り沿いに、今も現存するコンドミニアムです。

「ダイヤモンドヘッドの麓にある、この建物がとにかく気に入ってしまって。1959年に建てられたもので、まさにミッドセンチュリー・モダンなデザインだよね。ノスタルジックな中に洗練された雰囲気が漂っている。壁一面のカラフルなダイヤの模様が独特だし、建物名のレタリングもヴィンテージ感がある。

僕はそれまで、このような様式の建物を観たことがなかったんだ。だから多くの点で、この作品が僕のハワイでのプロジェクトのファースト・インスピレーションになったと思っているよ」とソラリオさん。

ソラリオの作品をみると「聖地巡礼」してみたくなる

今も、ギャラリーでも人気を集めているというこのアート。私自身、この作品から古き良きハワイの世界観に興味を持ち、どうしてもこの建物が見てみたくなりました。ある意味「聖地巡礼」的な?でね、実際に訪れてみたんです。すると、現代のリアル風景とアートが重なり合い、フィクションとノンフィクションの、ちょうどいい境界線に立ったような、不思議な気持ちに…。

そして、今後もしこの建物がなくなるようなことがあっても、アートとともに記憶にしっかり残っていくんだろうな、という想いにも包まれました。

ほかにも、現存する歴史的な建築物を描いた作品がたくさん!ハワイ好きならずとも、感じるものがあるはずです。なんとなく気になる…というそんなあなた。ぜひ一度、ソラリオの世界をのぞいてみることをおすすめします。

BRAND ブランド紹介

Solario Studio
ソラリオ・スタジオ オアフ島

ワイキキを拠点に活動するイラストレーター。ホノルルに点在する20世紀のミッドセンチュリーの建物に魅了され、ハワイのトロピカルなライフスタイルと古い建造物を融合させたユニークな画風が特徴的です。ハワイの老舗のアロハシャツブランドから新進気鋭のTシャツブランドまで、幅広いコラボレーションで活躍する傍ら、カクテル&バービジネスのキャリアも長く、ビールソムリエの呼称資格、シセロン(Cicerone)の資格も持つ異色の存在です。