ハワイに拠点を置き、オアフ島を中心にハワイ各地の「ミッドセンチュリー・モダン建築」をモチーフとしたアートを生み出しているイラストレーター、ソラリオさん。
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レトロモダンなハワイの建築物を独自に描くアーティスト、ソラリオ氏
彼は、この島に1950~1960年代に建てられたさまざまな建築物をアートとして描くことで、ハワイの文化や歴史へのリスペクトも表しています。
こんなに美しく魅力的な風景なのに、注目を集めることなく忘れ去られてしまうのは、あまりにもったいない。古き良き世界を取り上げ、ときにはアートの中で復興することで、これからもその記憶が伝わっていけばとても幸せ、と語るソラリオさん。その思いがローカルはもちろん、世界中の人々にじわじわと広がり、ファンが増えているのを感じます。
レトロモダンなアートプロジェクトはここから
たくさんの作品の中で、彼が最も早い時期に手掛けたのが「Diamond Head Surf Building(ダイヤモンドヘッド・サーフ・アパートメントビル)」。ワイキキの東側、カピオラニ公園近くのレアヒ通り沿いに、今も現存するコンドミニアムです。
「ダイヤモンドヘッドの麓にある、この建物がとにかく気に入ってしまって。1959年に建てられたもので、まさにミッドセンチュリー・モダンなデザインだよね。ノスタルジックな中に洗練された雰囲気が漂っている。壁一面のカラフルなダイヤの模様が独特だし、建物名のレタリングもヴィンテージ感がある。

僕はそれまで、このような様式の建物を観たことがなかったんだ。だから多くの点で、この作品が僕のハワイでのプロジェクトのファースト・インスピレーションになったと思っているよ」とソラリオさん。
ソラリオの作品をみると「聖地巡礼」してみたくなる
今も、ギャラリーでも人気を集めているというこのアート。私自身、この作品から古き良きハワイの世界観に興味を持ち、どうしてもこの建物が見てみたくなりました。ある意味「聖地巡礼」的な?でね、実際に訪れてみたんです。すると、現代のリアル風景とアートが重なり合い、フィクションとノンフィクションの、ちょうどいい境界線に立ったような、不思議な気持ちに…。
そして、今後もしこの建物がなくなるようなことがあっても、アートとともに記憶にしっかり残っていくんだろうな、という想いにも包まれました。
ほかにも、現存する歴史的な建築物を描いた作品がたくさん!ハワイ好きならずとも、感じるものがあるはずです。なんとなく気になる…というそんなあなた。ぜひ一度、ソラリオの世界をのぞいてみることをおすすめします。





