2024 11.12 tue

秋冬の愉しみ。 ストレートで味わう ”利きラム”

Sip "straight up" in chilly fall & winter

"Rum that works"
KOLOA RUM

 キンキンに冷えたジョッキでビールの喉越しを楽しむのが真夏の風物詩ならば、街路樹が黄色や
紅の色に染まる季節は少しアルコール度数高めの酒を、じっくりと口に含みながら愉しむには良
いシーズン。
 常夏と呼ばれるハワイにも四季がある。それは日本ほど輪郭ある春夏秋冬のグラデーションを
描くではないにせよ、その島が北半球にあることをしっかりと実感させてくれる。ちなみに、
KOLOAラムが造られるマウイ島・ハレアカラ高地の最低気温は、冬場氷点下にもなるという。
KOLOA6種類のラムの中で、特にストレートで味比べしたいものを選ぶとすれば、ダークラ
ム・ゴールドラム・スパイスラムの3本。
「アンバー(琥珀)ラム」とも呼ばれる淡い琥珀色のゴールドラムから、スパイス。そしてダーク
ラムは限りなく黒に近い深いブラウン。3本並べた色味と共にその味わいを試したい。


まずは”ゴールドラム”から。
ビターな味わいと淡い樽香。仄かにアーモンドやバニラのようなニュアンスを感じられる。3アイ
テムの中では味わいが最もドライでスムース。ラムというスピリッツの”らしさ”を愉しめる一本と
言えそう。


続いて、ゴールドとダークの間の色合い”スパイスラム”。
ほんのりと甘く、スパイシー。ゴールドラム、ダークラムそれぞれが40度に対し、スパイスラム
は44度と高め。フワッと鼻口を通るクローブやシナモンのようなニュアンスが時系列で現れると
ころを愉しみたい。


続いて、”ダークラム”。
ゴールドラムを、更に複雑味を増した樽熟成のディープな味わい。ほんのり甘くまろやかな舌触
り。エスプレッソやチョコレートのような香ばしさと、大人のビターさを、ゆっくりと余韻で楽しみながら・・・

感じ方、好みは人それぞれ。そこに利き酒のバリエーションがあるから誰かと飲んでも面白
い。これを2周3周とすると、心地よい酔いと共に印象が変わったり、後からシナモンやクロー
ブを加えホットラムで楽しむのも良い。
あなたならではの好みを見つけて、秋の夜長、冬の休日の「利きラム」を是非。