前回から、ハワイの伝統食「カルアポーク」のアレンジレシピをご紹介しています。塩で味つけた豚肉を燻製にしてほぐしたシンプルな素材、さまざまな料理の名わき役として活躍するんです。今回ご紹介するのは、「ケサディア」。日本ではまだあまり聞いたことがないという方も多いかもしれませんが、「トルティーヤ」といえば膝を打つのではないでしょうか。とうもろこしで作った「トルティーヤ」を使った、メキシコのホットサンドを「ケサディア」といいます。トルティーヤが食材名、ケサディアがメニュー名、というわけです。
カルアポーク・ケサディア
(材料)※二人分
・ ほうれん草 2株
・ トルティーヤ 4枚
・ カルアポーク 100g
・ とろけるチーズ 20g
・ BBQソース 適量
(作り方)
1.ほうれん草を塩(分量外)を入れたお湯で軽く茹で、5㎝幅に切る
2.トルティーヤをフライパンで両面を軽くあぶって皿に取っておく
3.フライパンに1のトルティーヤを1枚のせ、1のほうれん草、カルアポーク、とろけるチーズをのせ、BBQソースをかけたらもう1枚トルティーヤをのせてサンドイッチ状にする
4.火をつけてチーズがとろけるまで加熱する。可能であればひっくり返してもう1面も焼く
5.4を食べやすい大きさに切り分け皿に盛る
具材をいろいろアレンジして楽しめるのがケサディアの魅力。写真の手前は、チリビーンととろけるチーズをはさみました。
また、ケサディアはホットサンドでしたが、カルアポークを新鮮な野菜と一緒にくるんだ「ラップサンド」もおすすめです。ここでも使用するのは「トルティーヤ」。ラップサンドの場合も、最初に軽くあぶっておくことで扱いやすく、巻きやすくなります。クッキングシートの上にトルティーヤをのせ、レタス、キャベツ、にんじん、パプリカなどお好みの野菜とカルアポークを並べてきつく巻いていき、最後にシートの両端をキャンディのようにねじります。真ん中でカットして鮮やかな断面を見せるように盛り付ければ、見た目も華やかなパーティにもぴったりの一品のできあがり。マヨネーズ、サワークリーム、BBQソースなど、味付けはお好みでどうぞ。