ハワイへの感謝を込め、エコ・コンシャス&アロハなBagを届けたい

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「シタディン(Citadine)」のオーナー、ジュリアさんは中国生まれ。結婚を機に20歳のときにハワイへ移住しました。旅行会社勤務を経て、クリエイティブな仕事をしたい!とジュエリーデザインをスタートします。振り返れば、故郷の家族もアートや物作りに関わる人が多かったそうで、ある意味「必然」だったのかもしれないと語ります。

独学でジュエリーデザインを習得し、ファッションデザイナーとしても活躍し始めた彼女が、チャイナタウンに自身のショップ「ラ・ミューズ(La Muse)」を構えたのが2012年頃のこと。店舗をワードエリアの「サウスショアマーケット」に移転した後は、自身が作るハイエンドなジュエリーやアパレル、さらにヨーロッパをはじめ世界中からセレクトした上質で個性的なアイテムを扱って、事業を拡大しました。

激動のコロナ禍、ハワイへの感謝や環境問題への想いがあふれて

しかし、コロナ禍ですべてが一変。厳しい状況の中で「今こそハワイに感謝し、地球や環境に優しいエココンシャスなアイテムを作りたい」と方向転換。たどり着いたのがサステナブルなエコバッグの数々でした。

リサイクルポリエステルを使うアロハなエコバッグや、撥水性に優れたタイベック素材を用いたポーチなどは、たちまち話題に。※商品の詳細は別の記事でご紹介していきます。ぜひ御覧くださいね。

「私はハワイ生まれではないけれど、ハワイに感謝し、アロハの想いを大切にしたい。皆さんが使って幸せを感じられるようなアイテムを作りたい、と思うようになりました。そのために、自分自身もしっかりケアして私なりの愛情を届けられるように心がけています」とジュリアさん。

現在は、故郷の中国からハワイへ移住されたご両親のケアをしながら、新作への情熱を燃やす日々。仕事の合間にハイキングや瞑想など内側から自分をケアして、心身ともにヘルシーであることの大切さも実感しているといいます。

2024年時点で、自身のショップはクローズしていますが、ハワイのいろいろなお店で販売したりオープンマーケットに出店するなど、活躍の場を広げているジュリアさん。パワフルかつ繊細な彼女の商品たちは、ローカル、そして旅行者からも注目を集めています。サステイナブルやハワイの伝統にこだわるシタディン…。これからも目が離せません。