「以前に比べると、ラム肉ってだいぶ一般的になってきたよね。でも、あの独特のフレーバーが苦手って人も、やっぱり多い」
元ハワイアンレストランのシェフ・ボビー青木さん、今日はいつにも増してシェフっぽい話題からスタートしました。
「でもさ、日本人が大好きなお魚にだって本来匂いはある。けど、うまく調理すれば絶品に仕上がるわけだよ。今日は、ハワイの調味料に大活躍してもらって仕上げる、“ラム肉敬遠組にこそおすすめしたいラム肉料理”。披露しちゃおうと思うんだよねぇ。いってみよう!」
ハワイアンラムチョップグリル
(材料) ※約2人分
・ ラムチョップ 4本
・ ソルティワヒネ ハワイアンラブ 小さじ1
A ソルティワヒネ ハワイアンラブ 大さじ2
A イタリアンパセリ(細かく刻んだもの) 小さじ2 ※なければ一般的なパセリでも可
A レモン果汁 小さじ1
・ オリーブオイル 小さじ1
・ アンティリリコイ パッションフルーツマスタード 小さじ2
(つくり方)
1.調理開始の約30分前にラムチョップを冷蔵庫から出し、常温に戻しておく
2.1の全体にハワイアンラブ(小さじ1)をすりこみ、10分ほどおく
3.ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる
4.保存用袋などに3の調味料、2のラムチョップを入れて口を閉じ、全体をもんでなじませる。30分ほどおく
5.フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で温める。4のラムチョップの背の部分を立て、側面の脂身側から 1~2分焼く
6.弱火にして、ラムチョップの両面を3~4分ずつ焼く
7.フライパンの火を止め、蓋をして約5分おく
8.皿に盛りつけ、パッションフルーツマスタードを添える
※ お好みでグリルした野菜やきのこを添えるのもおすすめ
下味はソルティワヒネのハワイアンラブですか。調味料がこれひとつとは、非常にシンプルですね。
「でしょ。でも、このフレーバーソルトにはさまざまなイタリアンハーブ、ガーリック、オニオン、そしてブラックペッパーが入ってる。だから、一般的な塩こしょうだけで下味をつけたときに比べて、すごくさわやかで奥行きのある味わいに仕上がるんだ」
なるほど。ハーブの香りは、ラムの香りをマイルドに食べやすくしてくれる効果も期待できますね。そしてソースには、アンティリリコイのパッションフルーツマスタード。
「そう。このパッションフルーツのナチュラルな甘酸っぱさと、マスタードの刺激。これがラム肉にベストマッチなんだよ」
…うん、本当です! これまでさまざまなレシピで味わってきたパッションフルーツマスタードですが、この食べ方が私の中ではベストワンかも。
「いやぁ、そんなに褒められると照れちゃうな。でも、これからもベストワンをどんどん更新していけるよう、シェフ・ボビーは張り切っちゃうもんね。乞うご期待!」