2020 06.23 tue

名付け親は甥っ子?
幸せ家族が生み出す
とっておきのフレーバー

Is the godfather a nephew?
Happy families create
A special flavor
SALTY WAHINE

「KANE/カネ」、「WAHINE/ワヒネ」。ハワイでこんな表示を見たことがあるかもしれません。可能性が高いのは、トイレのサイン。そう、ハワイ語で「カネ」は男性、「ワヒネ」は女性。フラダンスでも、男性と女性の踊りをこう呼び分けています。この「ワヒネ」を名前に冠したブランド、「ソルティワヒネ」をご存知でしょうか。カウアイ島で人気のフレーバーソルトメーカーです。

アイデアはアリゾナから?

「名付け親は、甥っ子なのよ」
創業者でオーナーのローラ・クリストバル・アンダースランドがそう教えてくれます。自分のビジネスを始めるにあたり、家族全員に報告をして意見を募った彼女。
「甥はアリゾナに住んでて、その当時20代後半だったかしら。『ソルティセニョリータ』っていうバーがあるよ、って。セニョリータはスペイン語で女性。マルガリータを頼むとグラスの縁に塩をつけてサーブするから、それにちなんだ店名なんだと思うんだけど」
甥っ子がこれをハワイ流にアレンジした「ソルティワヒネ」の名前を、ローラファミリーは大絶賛。こうして2008年にカウアイ島ハナペペに「ソルティワヒネ」が誕生したのです。

10歳で完全再現

小さいころから忙しい両親に代わって料理をしていたというローラ。味における絶対音感のようなものをもっているそうで…
「10歳のころだったかしら。うちでいつもパスタに使っていたお気に入りのスパイスがあったの。でもそのうちお店の棚からなくなっちゃって。で、材料欄を参考に自分でその味を再現しちゃったのよ」
思えばそれが、その後の人生で自分のオリジナルフレーバーを作ることになる原体験だったかもしれない、とローラは振り返ります。
「材料一覧を見なくてもひと口なめれば、入っているものを当てることもできるわ。10個以上材料が入っていても大丈夫」
ここ数年店を手伝うようになった息子のショーンも同じ才能があるとのこと。なんとも頼もしいローラ一家です。
息子さんにも才能があるなんて、ちょっと嫉妬したりしない? 最後に聞いてみました。
「それはないわ(笑)。それよりも彼をすごく誇りに思う。それにそうやって、ソルティワヒネが次の時代につながっていくんだから最高よね」
家族の愛があるからこそのソルティワヒネ。あなたの毎日にも、ひと振りいかがでしょうか。

この商品にまつわる出来事

BRAND ブランド紹介

SALTY WAHINE
ソルティワヒネ カウアイ島

小さいころからお料理上手だった、ローラ・アンダースランドが立ち上げたフレーバーソルトブランド。11歳のときにはすでに、現在も販売する人気アイテム「ハワイアンラブ」のベースを作り上げていたとか。息子のショーン、その妻ジェシカらファミリーメンバーを中心に、独創的なブレンドのグルメソルトを生み出し続けています。コンテストでの受賞歴も多数。