コロアラム ゴールドラム 375ml

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コロアラム ゴールドラム 375ml

金色に輝く美しいゴールドラム。まずキャラメルのフレーバーが広がり、そのあとマカダミアナッツやトーストしたアーモンドのような香りで満たされます。ほかのラムと同様、ワイアレアレ山からの水を使い、銅製の蒸留器で2度蒸留してクリアな味わいに仕上げています。

■内容量:375ml
■ブランド:コロアラム
■温度帯:常温
■原産国:アメリカ合衆国ハワイ州
■保存方法:
高温多湿及び直射日光は避け、冷暗所に保管してください。開封後はできるだけ早めにお召し上がりください。

商品コード: KRC-00012-INT カテゴリー: , , , ,

コロアラム ゴールドラム 375mlとは

★樽熟成の淡いゴールドが美しい、メイド・イン・ハワイの本格ゴールドラム。甘くない大人の味わいを愉しむには、ショット、ストレートで!

 

★ストレートやロックの他、ソーダ割りでドライなラム・ハイボール。レモン、ライムなど柑橘を絞っても簡単で爽快な味わい。

 

★バニラ、ローストマカデミアナッツ、アマレットなどのニュアンス・・・スコーンやカヌレ、パウンドケーキなど、手作りお菓子の香りづけにも最適。

どちらも原料はさとうきびラムと黒糖焼酎その違い

ラム酒の原料が「さとうきび」だということは、前回の記事でお話ししました。しかし、我が国にもさとうきびを原料とするおいしいお酒があるではないですか! そう、黒糖焼酎です。共に原料はさとうきびで、蒸留酒。その違いは一体なんなのか? ひも解いていきましょう。

さとうきび、酵母、もうひとつ?

じつはさとうきび以外にも、黒糖焼酎を黒糖焼酎たらしめる重要な原材料があるんです。それが、米麹。黒糖焼酎づくりは、まず水、酵母、そして米麹を混ぜ合わせる一次仕込みから始まります。ここに、黒糖を少量のお湯で溶いたものを加えるのが二次仕込み。対して一般的なラムづくりでは、さとうきびから砂糖を生成したあとに残る「糖蜜」に、酵母だけをプラス。このあとはどちらも蒸留工程になるのですが、原料における「米麹の有無」。これが黒糖焼酎とラム酒を分けている決定的な違いです。

いも焼酎には必要不可欠

では、なぜ黒糖焼酎では米麹を使うのでしょうか? そもそもアルコールは、糖分を含む食品が発酵する過程で生まれます。さつまいもを原料とする芋焼酎を例にとると、そのでんぷん質を糖分に変えるために米麹が必須。米麹のおかげでいものでんぷんが糖に変化し、それが発酵して晴れてお酒となるわけです。しかし黒糖は、そもそもが糖分。米麹の力を借りずとも酵母さえあればアルコール発酵が可能なわけですが、その背景には奄美諸島を取り巻く歴史があったのです。

スピリッツか、焼酎か

1953年、それまでアメリカの占領下にあった奄美諸島はようやく日本へと返還されました。もともとさとうきび栽培が盛んだったこの島々では、さとうきびを原料とするお酒の製造していましたが、当時の製法はラム酒とほぼ同じものでした。ここで問題になってきたのが酒税法。この法律では、それぞれのお酒の種類によって課される税率が変わりますが、従来の奄美の酒づくりにのっとると、ラムをはじめとする「スピリッツ」のカテゴリーに分類されてしまい、税率が高くなってしまったのです。そこで、米麹を使用するなどの条件をクリアすれば、税率の安い「焼酎」カテゴリーとして認められることに。こうしていま私たちが飲んでいる黒糖焼酎が誕生したというわけです。
現在、黒糖焼酎を製造しているのは奄美群島内の限られた蔵元のみ。南国の風が香るその味を、同じく南国ハワイで生まれたラムと飲み比べ。そんな楽しみ方もまた一興です。

陽気なだけじゃないラム酒の裏側にある奴隷貿易の記憶

「ラム酒」と聞いて、何を思い浮かべますか?カリブ海の陽気なイメージ? 海賊が握っているボトル? モヒートに使われるおしゃれなお酒? bowlではカウアイ島でつくられるメイドインハワイのラム酒「コロアラム」を扱っていますが、今日はラム酒の歴史を少しお勉強してみたいと思います。

カナリア諸島からこんにちは

ラム酒の原料となるのは、さとうきび。しかし、ジャマイカやキューバなどのカリブ海の島々では、もともとさとうきびは栽培されていませんでした。遡ること500年以上前の大航海時代。コロンブスが1492年に「新大陸」と呼ばれたアメリカに到達した翌年、彼がカナリア諸島産のさとうきびをカリブ海のエスパニョーラ島へ持ち込んだのです。カナリア諸島は西アフリカ沖に浮かぶ島々。カリブ海とは緯度をほぼ同じくするため、コロンブスのさとうきびはカリブの地にも根付いたといいます。

プランテーション隆盛の陰で

さとうきびといえば、言わずもがな砂糖の原料。ヨーロッパでの砂糖需要の高まりを受け、カリブのさとうきび栽培は、どんどんと大きなプランテーションとなっていきます。この労働力にあてられたのが、1世紀頃から島々で暮らしていた原住民。歴史を遡ればアジアから渡ってきたモンゴロイドだったという彼らは、プランテーションでの過酷な労働とヨーロッパから持ち込まれた疫病により、悲しいことに姿を消してしまいます。そこで動員されたのがアフリカの人々。原住民に代わる労働力として大量に送りこまれ、18世紀の終わり頃には人口の90%近くを黒人が占めたといいます。

砂糖ができると、ラム酒もできる

さて、この話がどうラム酒と関係してくるのか。物語はこうです。さとうきびから砂糖をつくる過程で、結晶化したものだけが砂糖として商品になります。しかし、成分の中には結晶化しないで残る「糖蜜」と呼ばれるどろどろの液体があり、これこそが一般的なラム酒の原料なのです。砂糖を取り除いたあととはいえ糖分が豊富に含まれ、これをアルコール発酵させ蒸留したものがラム酒となります。このラム酒、上流階級の飲み物というよりかは、プランテーションで働く奴隷たちのいわば栄養ドリンクのような形で支給されていたとか。陽気なイメージのあるラム酒ですが、その背景には過酷な歴史があるのです。

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