コロアラム ミニボトル50ml×6本セット

¥3,190

在庫1個

カウアイ島・コロアラムカンパニーを代表する、ホワイトラム、ゴールドラム、ダークラム、スパイスラム、ココナッツラム、そしてコーヒーラムの50mlミニボトルが6本セットになりました。お気に入りの味を見つけるにも、プチギフトとしても最適。化粧箱入りでお届けします。

 

■内容量:50ml×6本セット

■ブランド:コロアラム ミニボトル

■温度帯:常温

■原産国:アメリカ合衆国ハワイ州

■保存方法:高温多湿及び直射日光は避け、冷暗所に保管してください。開封後はできるだけ早めにお召し上がりください。

 

商品コード: KRC-00009-INT カテゴリー: , ,

コロアラム ミニボトル50ml×6本セットとは

★6種のラムを、全て気軽にお試しができるミニボトルセット。きっとあなたのお好みのラムを見つけられます。

★お酒好きな方に、お菓子作り好きな方に、きっと喜ばれるバリーエーションです。

★小さく可愛らしいボトルは、お部屋やお店に飾っても、カラフルで目を楽しませてくれます。

陽気なだけじゃないラム酒の裏側にある奴隷貿易の記憶

「ラム酒」と聞いて、何を思い浮かべますか?カリブ海の陽気なイメージ? 海賊が握っているボトル? モヒートに使われるおしゃれなお酒? bowlではカウアイ島でつくられるメイドインハワイのラム酒「コロアラム」を扱っていますが、今日はラム酒の歴史を少しお勉強してみたいと思います。

カナリア諸島からこんにちは

ラム酒の原料となるのは、さとうきび。しかし、ジャマイカやキューバなどのカリブ海の島々では、もともとさとうきびは栽培されていませんでした。遡ること500年以上前の大航海時代。コロンブスが1492年に「新大陸」と呼ばれたアメリカに到達した翌年、彼がカナリア諸島産のさとうきびをカリブ海のエスパニョーラ島へ持ち込んだのです。カナリア諸島は西アフリカ沖に浮かぶ島々。カリブ海とは緯度をほぼ同じくするため、コロンブスのさとうきびはカリブの地にも根付いたといいます。

プランテーション隆盛の陰で

さとうきびといえば、言わずもがな砂糖の原料。ヨーロッパでの砂糖需要の高まりを受け、カリブのさとうきび栽培は、どんどんと大きなプランテーションとなっていきます。この労働力にあてられたのが、1世紀頃から島々で暮らしていた原住民。歴史を遡ればアジアから渡ってきたモンゴロイドだったという彼らは、プランテーションでの過酷な労働とヨーロッパから持ち込まれた疫病により、悲しいことに姿を消してしまいます。そこで動員されたのがアフリカの人々。原住民に代わる労働力として大量に送りこまれ、18世紀の終わり頃には人口の90%近くを黒人が占めたといいます。

砂糖ができると、ラム酒もできる

さて、この話がどうラム酒と関係してくるのか。物語はこうです。さとうきびから砂糖をつくる過程で、結晶化したものだけが砂糖として商品になります。しかし、成分の中には結晶化しないで残る「糖蜜」と呼ばれるどろどろの液体があり、これこそが一般的なラム酒の原料なのです。砂糖を取り除いたあととはいえ糖分が豊富に含まれ、これをアルコール発酵させ蒸留したものがラム酒となります。このラム酒、上流階級の飲み物というよりかは、プランテーションで働く奴隷たちのいわば栄養ドリンクのような形で支給されていたとか。陽気なイメージのあるラム酒ですが、その背景には過酷な歴史があるのです。

コロアラム代表ボブ・ガンターに聞く唯一無二の酒造り~前編

「ラム造りで最も重要なのは、原料となるさとうきびの種類なんだ」
カウアイ島でハワイ産の原料を使いメイドインハワイにこだわるラム蒸留所「コロアラム」の代表ボブ・ガンターはそう話します。
「さとうきびは品種によってスクロース(ショ糖)の含有量が異なる。このスクロースこそが、発酵し、蒸留を経てアルコールとなる部分だからね」
コロアラムの名前にもなっている「コロア」というカウアイ島の町。ここで1835年にハワイで初めての商業さとうきびプランテーションが確立されました。
「ハワイのさとうきびは、スクロースや果汁の量、また収穫量の高さでも優れている。その品質の高さが世界的に認められてきたんだ」
豊富な雨量と日差し、そして栄養価の高い火山土壌により、ハワイでは年間通してさとうきび栽培が可能だったのだとボブは話します。

単一産地のオーガニックラム?

しかし、2016年マウイにあったハワイ最後のさとうきび製造所が廃業。コロアラムではそれまでに入手したきび糖を原料にラムを製造しています。
「一般的なラムのほとんどが、『糖蜜』を原料に造られている。これは砂糖を生成したあとに残る液体なんだけど、コロアラムでは糖蜜ではなく砂糖そのものを原料にラムをつくっているんだ」
コロアラムがこだわるのは、あくまで「メイドインハワイ」。仕入れた砂糖が底をつくのを見ているだけではなく、自分たちでオーガニックのさとうきび栽培にも着手しています。
「地元の単一産地のオーガニックシュガーケーンから絞ったジュース。これを使った『コロア・シングルエステート・オーガニックラム』を、いま開発している真っ最中なんだよ」

火山が磨くピュアウォーター

お酒造りに欠かせないものといえば、水。日本でも水のきれいな場所に酒蔵が多いのはご存じのとおりです。
「我々が使っているのは、地元カウアイ島ワイアレアレ山の水。年間おおよそ1万から1万3000mmもの降水量を誇り、世界で最も雨の多いエリアのひとつなんだ」
東京の年間降水量が約1500㎜なので、そのすごさがわかるかと思います。
「雨はそのまま海に流れ出るのではなく、火山土壌にゆっくりと浸透していく。やがて地下の広大な帯水層まで到達し、そこで濾過された水はピュアで口当たりのいい最高の水になるんだよ」
まだまだ尽きないボブのお話。後半は次回!

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